mochizukiのICT活用ワンポイント(7460回〜7466回)

mochizukiのICT活用ワンポイント
7460回(8/2)CS検定とは

職業訓練の仕事で、
・CS検定
受験のための授業をしています。

CS検定とは、「コンピュータサービス技能評価試験」というもので、
・ワープロ部門 3級、2級、1級
・表計算部門 3級、2級、1級
などがあります。就職に向けた資格取得のため、これらの試験に向かい
勉強するわけです。
https://www.javada.or.jp/jigyou/gino/sinsa_comp/comp.html

私の場合、これまでもワープロ3級、2級、
表計算3級の授業を担当してきました。
今回は表計算2級の授業も担当することになっています。

資格を取得するのが目的であるので、
「ワープロの使い方」ではなく、「どうやって合格し資格をとるか」
に徹した内容となるわけです。

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7461回(8/3)CS検定ワープロ3級

ワープロの基礎から授業を始めて、問題に取り組むわけですが、
・問題1・・・与えられた文章を見て入力する問題(350文字)
・問題2・・・300文字程度入力し、表作成して、文書をつくる問題
・問題3・・・提供されたデータを修正する問題
試験時間は50分です。

対策としては、
・時間を測りながら例文を見て入力する練習
 ・・・単純なタイピングではないので、いろいろなジャンルの
 文章に触れておく必要があります。(10分以内)
 ・・・減点法なのでできるだけ正確に速く「指定された文章を打つ」
 能力が必要となります。

・指定された表を形作る練習
 ・・・表を挿入し、部分的なセルの結合、罫線種類の変更などを
 できるだけ短時間で行う必要があります。(25分くらい)
 ・・・繰り返しをうまく使う(Ctrl + Y)。
 提示されている表全体を見て、どこを繰り返せばいいか判断する
 能力が必要となります。

・決まったパターンの繰り返し練習
 ・・・出てくる問題の種類(中抜き文字など)が決まっているため、
 問題集の例題を繰り返して時間短縮を目指す。(15分くらい)
 ・・・ページ設定画面を短時間で呼び出すためのテクニックなど
 試験時間内で余裕の時間を生み出すコツがポイント。

普通の?使い方ではなく、「資格をとる」ためのテクニック
目的、ゴールをどう捉えるかわかっているかが大切なんですね。
練習を繰り返すと、半分くらいの時間でできるようになります。

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7462回(8/4)CS検定ワープロ2級

ワープロ2級になると、格段に難しくなります。
2級の勉強をして、3級を受けると合格しやすい(簡単に感じる)かも。

違いは、50分→60分と試験時間が長くなります。
・問題1・・・与えられた文章を見て入力する問題(550文字)
・問題2・・・550文字程度入力し、表作成して、文書をつくる問題
・問題3・・・提供されたデータを修正する問題

まずは時間内にできあがるかがポイントです。
終わらない理由。
・問題1,2とも550文字に増える。
・表が複雑(左右に並んでいたり、表の中に表があったり)
・問題3で、図形で地図をつくらなければならない。
など、することが増え、入力する文字数も増えるにもかかわらず、
10分しか時間は増えていない
からです。

ワープロ3級で、時間内にできるからいいや、と思ってしまうと、
2級では全然終わらない。

練習問題をしても時間内に終わらないので、
「時間内に終わるイメージが持てない」のが一番の壁かも。

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7463回(8/5)CS検定ワープロ2級のポイント

時間内に終わらないポイントは、
・問題2の複雑な表の作成
・問題3の図形による地図の作成
に時間がかかるからです。

逆にいうと、ここで時間短縮ができるようになればよいわけです。

出る表のパターンは決まっている(左右に並ぶ表)ので、
一つの表として作成し(テキストの解説にもあり)、不要な罫線を消す。
・どの部分のセルを結合すればよいかすばやく判断する。
繰り返し(Ctrl + Y)を使いまくる。
慣れてくると、表の形をつくるだけなら数分もかかりません。

地図も同様です。
・Shiftキーによる垂直水平な線(道)を描く。
Ctrlキーでまとめて選択し、一気に線の太さなど設定する。
・3D設定も設定値の目安が示されている。
ので、練習問題のこの部分だけを繰り返して時間短縮をはかります。

いちばん大切なのは「練習するときは、かかった時間を測って記録する」
これができているかどうかで、かけた時間の価値が変わるように思いますね。

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7464回(8/6)CS検定表計算3級

CS検定には、表計算部門もあります。
表計算3級は使用する関数も少なく、一般的な使い方が身についていれば
そんなに難しくはないのではないかと思います。

一方、表計算2級は、
範囲とされている関数の数が数倍どころではなく多くなること、
ネスト(入れ子)がある数式をつくらなければならないので、
プログラミングに近い内容になるため、
極端に難しくなります。

ワープロ3級・・・・・ワープロ2級 に比べると、
  表計算3級・・・・・・・・・・・・・・・表計算2級 という
感じですかね。

難易度?をあらかじめ知った上で勉強することは大切ですよね。

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7465回(8/7)CS表計算3級のポイント

表計算の問題は、
・問題1・・・指定された表を作成し、関数や罫線などを設定する。
・問題2・・・提供された表を並べ替え装飾設定する。
・問題3・・・提供された表から指示されたグラフを作成する。

の3つです。

問題2は決まったパターンの問題なので、まずこれから始めて、
残り時間を確保するようにします。
・並べ替え
・縦一列の表の下半分を移動して二列にする。
 ・・・その際に幅をそのままで貼り付ける。
・罫線や塗りつぶしなど見落としがないようにする。
この問題だけ最後に受験番号、名前を入力する。

問題1は、新規シートからつくるので一番時間がかかります。
・最初に受験番号、名前を入力する。
・罫線の装飾は最後にして表作りを進める。
関数の「指定範囲」に気をつける。
・複雑な罫線設定なので、Ctrl + 1 で書式設定をすばやく出す

問題3のグラフもパターン化された問題です。
・最初に受験番号、名前を入力する。
・どのデータ範囲からグラフにするか読み取る。
 ・・・Ctrl キーを使って部分指定する場合あり。
・グラフ全体のフォント指示があるので最初に設定する。
・最後にCtrl + Pで1ページに入っているか確認する。

慣れれば時間内に終わるので、練習問題を繰り返して時間短縮することが大切です。特に2級をめざすのであれば、3級は余裕で終わる必要がありますね。

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7466回(8/8)今週のまとめ

今週は、今仕事で教えている、CS検定のポイントについて書いてみました。

検定を受験する=資格を得る→就職で有利にする。
ためです。
そのため、わかるよりもまず、できるようになることが目標です。
また、検定にどうやって合格するか、合格するために必要な点をとるかが一番大切です。

技術的に身につけることについては、「できるようになる」ことが最低限必要なことです。
「わからないからできない」ではいつまでもできるようにならないのです。

この部分が理解できると、
上達が速くなりますね。

続きは次回(8/15(日)にまとめて配信)。

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