ひとり旅行記 前半(2022.12.17)
自分にとってかなり久しぶりで、忘れたくないなぁと感じた旅だったのでだいぶ記憶が薄れてきちゃったけど書くぜ。
福岡に旅行(ライブ遠征)しに行く予定だった。
ふたりで。
友人は九州に住んでいるので、それぞれが飛行機に乗って福岡空港で待ち合わせる。そこから久しぶりの再会に浸って、夜はライブ、余韻と共に軽く飲み、次の日はチェックアウトまでホテルだらだらし、別れるという手筈。だった。
友人から3日前に連絡がきて、一家全員コロナにかかったという。LINEには、とても丁寧に、何度も謝罪の言葉が書いてあった。
何も悪くないのに。
ということで、突然のひとり旅である。
なるべく会えなくなった哀しみを頭から追い出すためにしたこと、「1/6の夢旅人2002」をエンドレスリピートしながらパッキング。これはかなり効果があった。なんとかなるぞ。
出発
始発で空港へ。朝すぎるツンとした寒さに非日常感を感じる。ひとりとなると持ち物がグッと減り、リュックひとつで身軽だ。以前飛行機に乗り遅れたことがあるので空港に着くまでは緊張感がありますね。(優しいお兄さんが次の便に乗せてくれた)
なるべく旅行を楽しむためイヤホンを外していようと思ったが、不安がぐるぐると支配してくるのでオモコロラジオをたくさん聴いた。空港まではモンゴルナイトフィーバーだった。(わたしは電車の乗り換えがとても苦手と最近気づいた。知らないところだとずっとソワソワしてしまうのでそれがいちばんの不安要素みたい。)
飛行機の中では読もうと決めていた本を読んだ。これが、本当に良かった。隣の人たちが同じライブに行く喋るタイプのおたくたちだったので耳栓のためにうっすらとビートルズを流しながら読んだ。気取りすぎ。
モルカーにもついてきてもらった
神田くんのヨソモノ紀行を2冊とも読んだ。高知編では最初に飛行機に乗る描写があるので、神田くんと一緒に出発した気持ちだ。わたしは通路側だったので景色は見れなかったけれど。降り立った先の美味しいものに思いを馳せる。何食べようかな〜〜。
尾道編は以前より少し心の余裕を(勝手に)感じる出だしだ。かわいい名前の宿に泊まるところがとてもいい。海が見たいな、船にも乗りたい気持ちが募る。かなり行ってみたいぞ、尾道。
わたしはパン屋のおばあさんと出会うところが好きだ。なんとも言えない、じーん、と、じく…が混ざったような…そんな感情になる。全然伝わらないですね。
目的地へ
飛行機の値段の都合で朝8時過ぎに空港に着いてしまい、せっかくなのでマリンワールドへ行く。ここ1年ほど、わたしはラッコに狂っていたので絶好の機会だ。
ラッコは日本にほとんどいない。と、電気バチさんの日記で読んでから会いたくてたまらなかったのだ。どうりで会ったことないわけだ！わたしはラッコの見た目が動物の中で一番好きかもしれない。かわいすぎるから。ハリーポッターの世界のパトローナム(守護霊)がわたしにも出せるとしたらラッコがいいな。
今読み返したら、この時点では4カ所にいたのか。今は3匹のラッコが2ヶ所で暮らしている。そのうちの1匹に会えるだなんて…。
水族館に向かう電車内のKURO？というキャラクターがかわいかった。グッズとかあるのかな。何回やっても画像が貼れなかったので諦める。
途中窓から見える景色が砂漠みたいなところがあって、広〜〜いラクダの背中だ…と思った。
最寄の無人駅がかわいかったな。電車でずっと一緒だった男子学生3人組が休憩所の自動販売機の前できゃっきゃはしゃいでてよかった。
マリンワールドの感想
最高〜〜〜〜！！！！！！！！
左は船乗り場。船に乗りたすぎて近づいてみたけれど、欠航だった。帰りに見たときにはまわりの広場でセグウェイ教室みたいなのをやっていた。すごい風と寒さの中である。
土曜だったので子連れが多かったが、広いのでかなり見やすかった。水族館は好きだが少し怖い(全部が敵意を向けてきたら絶対に負けるから)と思っていたが、ずっと楽しかった。カニのところだけ早歩きで見た。
クラゲの水槽が奥まったところにあり、ベンチに腰掛けて長いことひとりじめした。わたしはミズクラゲがすきだ。
ウミガメがいた。ウミガメはこちら側が確実に見えているという振る舞いだった。かわいい。カメを飼っているのでカメも好きだ。
人気者であろうペンギンが何か都合があり端の方に移動していたらしく、これもまたわたしと他所の父子の二組しかおらず、ごはんを食べるところをゆっくりと見れた。ベンチに座ると泳いでいるペンギンが目の前で見れる仕組みになっていたが、みんなごはんに夢中で地上にいたので無の水槽みたいでおもしろかった。立ってみた。
せっかくなのでイルカとアシカのショーも見た。かしこいね。飼育員さんのナレーションとかもプロのもので、感動しちゃった。
一緒に行く予定だった友人と同じ名前のアシカがいて、新人とのことでちょっとトチっててかわいかった。
イルカに混じってひとりだけいたクジラのユキちゃんが、どし〜ん！とした動きでおっとりしてみえてかわいく、後ろにいたカップルもファンになっていた。人気者らしい！納得！
本人には言わなかったけど、わたしはなんか自分の姉に似ててかわいいなと思った(姉は動きがトロくてどんくさいところがかわいいので)。
ラッコについて語ることはないな…かわいい。そう、かわいかったです。
動きが思ったよりも早く、ずっと無表情だった。ずーーーーっと見ていたくておしりから根が生えてしまいましたね。
ラッコのお昼タイムに出遅れてしまったが、なんとかサイドの隙間から見ることができてso cuteだった。本当に見れてよかったな。
飼育員のお兄さんがやたらかっこよくてラッコちゃんが見えていないときの満足感もあり、こりゃ人気者だわい…と思った。これからジャニーズのライブに行くところなので持ち合わせていた団扇を出せばよかったかなと後から思った(怖すぎるのでやらないけど)。
動画しか撮ってなかったのでここでかわいいラッコちゃんの姿を見せられなくて申し訳ないね、かわりにMECHA LOVEをご覧くださいね。
お土産もラッコのエコバッグとポーチを買っちゃった。虜だから。
ひとりでソフトクリームを食べていると、羨ましそうな顔の子どもたちにたくさん見られた。わたしもできれば一緒に食べたい。
あ〜満足だ。今思い出しても満足。でもすぐにでもまた行きたいな。
宿泊地へ
さあ、しっかりとラッコを堪能して時間があまりないのでホテルへ向かう。もう一度海や船乗り場をみたりブラブラしてから電車を調べると、残り数分で来るのを逃すとかなり待つようだった。前の男女が途中から走り出したのでつられてダッシュ。間に合いました。
乗り換えのホームで寒さに痺れたり、博多の地下街を通って前に友人と来たな…としんみりしたりした。
ホテルではサンタさんが出迎えてくれていた。星のブーツだ。
そういえば空港にも立派なサンタさんがいてかわいかった！福岡ではこういうのが多いのだろうか。
チェックインの7分前くらいに着いてしまったので、通りかかったスーパーに行くことに。こういうとき言えばもう部屋に通してもらえるんだろうけど、ひとりだとそういうことができないわたしである。
知らない土地のスーパー、とてもよかった。レジのおばちゃんから漂う親切さ、なんだったんだろうな。特に会話をしたわけではないのに、視線や動きから滲み出るあたたかさがあった。そういえば以前福岡に来た時も、コンビニの店員さんがやたら親切だと思った記憶がある。お釣りを渡すとき手を両手でぎゅっとするタイプのひとにばかり当たったのはたまたまなのか、地域性なのか気になるな。今はご時世柄やらないのだろうけど。
ホテルの予約は友人がしてくれており、人数の変更の連絡もやってくれていた。無理言ってひとりの料金でOKにしてくれたらしいのだけれど、今になって嘘ついてたんじゃないかと心配している。本当はダメだったから半分払ってない？大丈夫か？(多分大丈夫と思うけど。)
あと、部屋がめちゃくちゃオレンジだったのもわざとか？(わたしがオレンジが好きだから)うれしかったです。
鶏生姜ごはん、焼き明太子、海老マヨ
せっかく福岡に来たから明太子食べなきゃなぁと思いつつ、生があんまりなので焼きを買った(焼きなんてあるんだ！と思った)。この量を食べるのはしょっぱすぎちゃった。
海老マヨが異常に美味しかった。そっちかい。
普段と違うことがしたくて、いちごを買った。金額にビビってあまおうはさすがに買えなかったが、旅先でフルーツを買うのはいいな！と思った。
よーし、いよいよライブだ！
思ったよりも覚えていて、頭の中でこれを書きたいなとぐるぐる考えていたことがあったので長くなったなぁ。後半に続きます。書ければ。
つづく
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