マガジンのカバー画像

和裁の動画

5
現在、和裁や和裁士の認知度はかなり低いのではないかと思います。和裁士は、全て手縫いで着物を縫います。そんな様子を、見ていただけたらと思います。そして、和裁とは縁のない方々に、和裁…
運営しているクリエイター

記事一覧

グシしつけについて

投げ銭スタイルなので最後まで読めます。 参考になると嬉しいです。 とはいえ、まだまだ私の個人的な考え満載です。 知っている言われや経緯など教えてください。 留袖とか喪服の掛襟にグシがかかっているのを見たことがありますか? 掛襟以外に、襟下や裾、袖口、内揚げにも入れます。 このグシは、返しグシと縫いグシあります。 Twitterの通り、その違いは、丸い点々か、ほんの少し長い点々かで 返しグシは返し縫いをしながらするので一針一針グシをかけていき 縫いグシは表に出る目が細かくな

¥100

帯心綴器なる物がある!

投げ銭スタイルなので、最後まで読めます。 参考になると嬉しいです。 お針仕事が嫌いでない方の中には 袋帯の帯芯を入れることを、自分でやっているという方もいるかもしれません。 帯芯を入れる時のあるある事件といえば 表に綴じ糸が出てしまってるじゃん事件! これは、綴じ終わって、表にひっくり返した時に分かる惨事で ものすごいショックのあまり、出てくる言葉もない状態になります。 そんな事件をなくすための「帯心綴器」というものが昔あったようです。 昭和14年の雑誌に「帯心綴器」(

¥100

羽織の襟の折り方

羽織の襟は、並幅(37cm前後)のものを細い襟幅(6cm前後)に折っています。その折り方は、覚えるとそうでもないのですが、初めて教わった時は、何をやっているのかさっぱり分かりませんでした。複雑な羽織の襟の折り方を紹介したいと思います。 襟を作る布を半分に折って、布端を斜めに裁ちます。 動画で見えている布で説明すると だいたい真ん中から上が表襟です。 真ん中から下は裏襟で、襟の中に入って見えなくなります。 《1》上の耳から、襟幅×3で標をつけます。 《2》襟幅×3で標をつ

運針でお遊び

大きく縫ったり、小さく縫ったり。 和裁士さんなら、みんなできることです😊

掛襟をかけているところ

長着の掛襟を掛けているところ。 高度な技術が必要なわけではないけれど、一針一針丁寧に。 掛襟の折り目の2ミリくらい内側と 襟付けの縫い目とをひたすらすくっていきます。