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マーケターとして使いたくない言葉は?

マーケティング担当者同士の会話ならともかく、これからマーケティングの仕事をする方にはなるべく使いたくない専門用語があります。

ターゲット

「このサービスのターゲットは誰ですか?」と普通に使いがちです。

しかしながらターゲットという言葉を使うと「人感」が一気になくなり、リアリティが消えます(少なくとも私はそう感じます)。

マーケティングは生きている人間に対して行います。ターゲットという表現は無機質な感じがして、マーケティングが「作業」になるような気がしてあまり好きな言葉ではありません。

ナーチャリング

ナーチャリングとは「育成する」という意味です。
よく「リードナーチャリング」と使います。顧客育成という意味で使われます。

見込み顧客とマーケティングを介して関係を構築し、本格的に自社サービスの導入を検討してもらうようにすることを顧客育成ということがあります。

真意はともかく、字面から顧客を育てる、なんて上から目線ですよね。選択権はお客様にあり、自社にはないのですが、顧客育成と表現すると、いかにも見込み顧客をコントロールできそうなイメージになり、とても気持ちが悪い言葉です。

英語3文字

例えば、SEO、SEM、LTVなどです。これは使わざるをえない場合も多いのですが、乱発すると何を言っているか理解不能になります。私の場合、使う時は「SEO、サーチエンジンオプティマイゼイション」つまり、「Google等のブラウザを介して自社サイトに訪れる人増やす施策・工夫を言います。一般的には検索結果で上位に表示させるための施策・工夫のことです」と補足します。

そのほか、CVR、PPC、KPI、KGIも当然知ってますよね、的には使いません。カスタマージャーニーやMA、DSP、ペルソナといった言葉も必ず補足説明を入れます。(ペルソナなんてゲームかよ!って思いますよね)

誰に話しているのか

新しくマーケティングに取り組む人たちにとって、マーケティングを難しくするのが専門用語です。マーケティング経験者からすれば当たり前の言葉ですが、これから取り組む人たちにとってはまったく理解不能です。

これって対象者のことを考えずに話しているわけで、こんな人が真っ当なマーケティングができるわけがないのです。

対象者の立場や状況を理解できていない点でマーケターとしては一人前ではないのです。顧客理解が基本です!

まぁ、専門用語を使うのはなんとなくかっこいいんですけどね。ちなみに反省兼ねて書いてみました。

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