BtoBマーケティングを始めるときに、なにからやればよい? 最低限必要なこと
BtoBマーケティングを本格的に始めたい場合、なにからやればよいか?
営業部門がゴリゴリ電話でアポ取りして商談化している、イベントに出展して名刺を獲得しアタックリストを作成している会社にとってはデジタル絡めたマーケティングは未知なる領域ではないでしょうか。
BtoBマーケティング基本セット
私が題名のようなことを誰かに聞かれたら、まずは以下のものがあるといい、あるなら整備できればいいと、言います。
・Webサイト(いわゆるホームページ)
・問い合わせ受付フォーム
・ダウンロード資料やeBook(ホワイトペーパーとか言われることあり)
次にやれればよいものです。
・リスティング広告などのWeb広告
・一括資料請求サイト等への掲載
・ニュースリリース
デジタル上でサービスを探している人に「こんなサービスやってますよー。興味のある方来てくださいー」と見つけてもらうためのメッセージ発信ですね。
Webサイトをお金をかけてWebコンサル会社に依頼して制作しても、お客様に存在を気づかれてもらえなければ意味がありません。
マーケティングを始めたいという質問者の期待は、新規のお客様からお問い合わせや受注を増やしたいことが多いため、「何からすればいい?」という質問に対してはこんな回答をします。
ちなみにSEOや記事メディアの運用などなど、知識と労力がかかる話は別です。
マーケティングはカスタマージャーニー、SEOなどなど、難しい言葉がたくさんでてきますし、その意味を本質的に理解していないと「労力をかけて(もしくはお金をかけて)効果を出すのが難しいからです。
もう一つやるべきこと
次にやるべきことは、メールマーケティング(メルマガ)です。ある程度素早く始められるからです。
メール配信システムやマーケティングオートメーション(MA)は、効率面、誤配信などのリスク発生頻度からみて導入は必須です。
メルマガは、イベントやセミナーの案内、新サービスやキャンペーンの案内などを名刺をいただいた過去のお客様や社内のお客様リストに対して配信します。
新規のお客様を集めることよりも、過去名刺獲得したお客様や失注したお客様、既存のお客様へ別サービスの案内をするほうが時間もお金もかかりません。
顧客情報整備の重要性
ここで重要になるのは、名刺データや顧客データの整理することです。
正直、顧客情報をマーケティングですぐに使えるように整備している会社は少ないと思います。
・データが重複している
・メルアドや連絡先がない、間違っている
・部署、役職がない
・「株式会社」などの表記がない
・見込み、既存、仕入先の判断がつかない
・営業のひきだしに名刺が入ったままでデータ化されていない
・商談状況がまったくわからない
・企業属性、規模感がわからない
すべての情報が必須でないものの、メールも電話もできない不完全データを整備することが本来最も重要なことです。
誰にどんな情報を伝えるのか、を判断するためにも顧客情報の整理が非常に重要になります。
BtoBマーケティングを始めるになにからすればいい?の本当の回答
BtoBマーケティングを始めるならなにからすればいい?と聞かれたら、イケてるプロフェッショナルみたいな回答をしたいところですが、「本音は顧客情報の整理からですね」と、ものすごく言いたいです (笑
顧客情報の整理は、自社のお客様を知り、未来のお客様へ伝える情報を明確にするためにも非常に参考になります。
顧客情報の整備は時間がかかります。結局は無駄な労力もお金使わなくて済むからです。
ちなみに顧客データを持っていない起業したての会社は顧客情報を集める施策が最優先されます。