マーケティングは難しい？実は結構身近な活動です。

ここ最近、マーケティングについてのアドバイスをすることが多くなっています。

私は事業会社で10年以上BtoBマーケティング、特にWebマーケティングをほぼ一人で担当してきました。

Web制作からSEO、リスティング広告、MA活用、アクセス解析、事例等の取材、そのほか採用チームへの新卒採用のマーケティング支援など、BtoBマーケティングによくある”ひとりマーケター”です。
さらにはSalesforceの構築から営業進捗管理、マーケティングおよび営業活動の効果測定なども担当しているため、全方位で実践的なノウハウを体得できていると思っています。

10年以上もやっていると自分なりの経験を活かしたアドバイスをしたくなるもので、請われれば「せっかくなのでアドバイスします！」ということになります。

よく聞かれること、期待されること

前置きが長くなりました。
まずよく聞かれることですが・・・

・ノウハウはないけど、どうしたら効率的にマーケティングできるのか
・お金や人をなるべくかけずにすぐにマーケティングで効果を出したい
・まずは技術的なことを聞きたい

ということです。

最初の２つの回答は、「残念ながらありません」です。

競合他社は失敗しながらお金も人もかけてマーケティングをしているかもしれません。なのに後発の会社がお金も人もかけずに同じことができるわけがありません。
スーパーマンのような人材がいて、すぐに高レベルなマーケターになれるのであれば可能ですが現実的ではありません。（そもそも私に聞くこともないですね）

残りの１つの回答は、「その前にちょっと話を聞いてください」とお願いしています。

まずはマーケティングについて話すことにしています。

マーケティングとは

マーケティングとは・・・

ネットや本で書かれていることは調べればわかるので、私の場合はあまり話をしません。
（とはいえ、お作法的なことは話します）

必ずお話するのは、「恋愛もしくは友達を作ることと同じですよ」ということです。

ほぼみんな、日頃から普通にやっていることだと思います。

「どうしたら仲良くなれるだろう」
「あの人の趣味は何かな」

仲良くなるために共通の趣味やその人の好きなものを調べますよね。

まずは仲良くなりたい人を、興味をもって調べ、気を引こうとします。

実はこれがマーケティングの基本です。

マーケティングはなぜ難しい？

最初はどうしても型から入ったり、専門用語（3C、4P、AIDMA、カスタマージャーニー）など、ピンと来ない言葉や概念に出鼻をくじかれます。

また、お金が絡むことも、いろいろ難しくしています。

いざマーケティングにチャレンジ！と思っても
損してしまう、失敗すると評価が下がるから、なかなか思い切った活動ができない。

と、悩まれている方は多いのではないでしょうか。

仕事としてやるとお金も絡むし、そもそも自分と好みや趣味が違う人に興味を持たないといけません。世代も違うと理解するのもひと苦労です。

自分ごとにする

マーケティングは、本当は誰でも実践している活動なのです。

たしかに仕事とすると難しいことが多いですが、いかに身近で自分ごととして考えられるかが、まずは取り組んでいくうえで重要になります。

マーケティングを教えてほしい、と言われたら、私はこんな話を最初にします。

すぐにテクニック的なことを知りたいと思ってしまう気持ちを抑えつつ取り組むことが重要です。

これを読んで少しでも「あぁ、マーケティングて思っていたよりも難しくない」と思ってもらえるとうれしいです。