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MFT2022に出展して~メイカーからメーカーへ~

みなさん こんにちは 株式会社CuboRexの寺嶋です。今回は9月3-4日に東京ビッグサイトで開催されたMaker Faire Tokyo 2022(以下MFTと記載)での出来事や学びについて記載していく。

今回3年ぶりに開催されたオフライン開催のMFTには、はじめて会社スポンサーとして参加した。各種詳細についてはMake:の記者が詳しく記事化してくれているのでそちらを参考にしてほしい。

今回の出展までは直近だと2020年にMakers の仲間たちと共同出展したのが最新である。またそれ以前となると2014年、2015年に個人(orチーム)のプロジェクトとして応募していた。

今回の出展会場について、色々ブースを見て回って驚いたのが弊社製品を使った作品を出展しているブースの多さである。完全にすべてをみてまわりきったわけではないが最低でも5つの出展者が弊社の製品を使って作品を作って出展してくれていた。それぞれの出展者の情報については下記のツイートを確認してほしい。

私自身はこの状況をまのあたりにしてとても大きく感動した。それこそ実は目に涙を浮かべながら会場を歩いていたくらいだ。色々となぜそこまで感動したのか自分でも不思議だった。単に「自分達の製品をつかってくれてる やったー」といった感じではなかったからだ。

自分でも不思議な感動を覚えながら改めて冷静に自分の状況を推し量ってみたところ下記のことを分解できた。

数年前まで個人で出していた頃に比べた製品や組織体としての成長

当然ながら個人でものづくりをしていた頃に比べ製品や事業が大きく成長した。それを改めて今回のMFTでは強く実感した。

ユーザーさん達のすごい工夫

MFTの会場にいらっしゃってたユーザーさんたちはそれぞれとてもスゴいプロダクトを作っており、また弊社製品の改造もがっつりやられている方がいた。これらは他の状況下では弊社でもそうそう見ないレベルだ。

こちらは弊社のクローラをオムニクローラに改造したとんでも事例

個人でのものづくりを続けていただけでは見ることができなかった景色

そして当然ながらこれらの状況というのは個人のメイカーでは基本的にみることができなかった景色である。プロダクトを量産し、メーカー(ベンチャーだけど)として製品を提供できる体制を作ったからこそ見ることができる景色だ。写真はこのことについて触れたステージ上でのパネルディスカッション:モノづくりのためのスタートアップという選択肢 において話したときの写真である。

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エコサイクルを一周回しきったことを強く実感したことへの達成感

これら上記のことを踏まえて私はとても心地のよい達成感と高揚感をえることができた。その内容というのは一つのエコサイクルを小さくではあるが回したという実感を得たからである。今回はとくにこの部分による感動が強い。
学生の頃の自分で言えば色んなメーカーさんが作り上げた部品や工作機械を使って自分の作りたいと思ったものを作ってきた。そんなそれまでの自分が仲間達と共に、今は他のメイカー達が作りあげたいと思った作品に貢献しているのである。
更に言えば学生当時はオライリー・ジャパンさんはじめ、スポンサー企業の方々によって支えてもらって素晴らしい出展機会を得ることができていた。それが今回はスポンサーとして参加させて頂き、今回のイベント開催にあたって少しとはいえ貢献させて頂くことができた。主催関係者に確認したところ学生の頃にMFTに出展してその後、ベンチャーを立ち上げスポンサードした企業というのは弊社が初めての事例らしい。

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最後に

今回のことは僕が一つ心にとどめている「次の世代によりよい当たり前を残したい」というのをとても強く実感することができた良い機会だった。7年前のまだ創業すらしていない学生の頃、今の副代表と共に同じ場所、そして今の弊社の製品のベースになったものを展示していた。それが今では会社になって仲間もふえ、プロトタイプからプロダクトになってユーザーさんが会場にもいる状況となって、そして今はメーカーとしてメイカーを支える側に回れていることがとても誇らしい。

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改めて今後もCuboRexが目指す2040年までに不整地のパイオニアとして「不整地産業において利用者自身が欲しい物を作り利用することが当たり前となった社会」を実現すべく邁進していきたいとよいモチベーションを得られた。

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この場をかりて感謝させて頂きます。最後に下記の写真は会場にいらっしゃっていた弊社製品のユーザーさんととったものです。社宝にします。

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こちらアナウンスですが9月10日に東京都葛飾区にあります弊社本社ラボにてミートアップイベントを開催します。コンテンツ盛りだくさんでおまちしておりますのでMFTの2次会の気持ちで遊びにきてもらえると嬉しいです。

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おまけ(本編とは関係ありません 記事がよかったと感じた方がいらっしゃれば寄付の感覚でみてもらえれば)


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