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お題への参加作品

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主に山根あきらさんのお題に参加した物語作品です。
運営しているクリエイター

#青ブラ文学部

いやんズレてる~真性マゾくんとわたし

20代のころ、「真性マゾの男性」に取材したことがある。 何の企画だったか忘れたが、会ったの…

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いやんズレてる~政治家と秘書

「先生、今日は頑張ってくださいね!」 「うん、〇×ショッピングセンター前だから、有権者も…

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気になる口癖~小説家・勅使河原の苦悩

「うーん。書けない。」 小説家の勅使河原は、パソコンの前で、悩んでいた。困っていた。焦っ…

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腐れ縁だから?

「キャーハッハ! あの男がさあ!」 「ありえないよねー! キャー! わたしはあの男とこん…

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君に届かない2

「よーし、1、2!」 5人の男たちが整列した。手にはそれぞれの得意な武器を持っている。 大…

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#君に届かない

「君に届かない~、この気持ち~、届けたい~ でも~♪」 流行りの歌謡曲が流れている店内…

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永久欠番のあなたへ2

その2。書いちゃいました。 トントントントン。 小気味よいトンカチの音が響いてくる。 ここは、機械も使うけど、なるべく昔のやり方にこだわった、地球にやさしい今どきの大工の会社だ。 仕事中、親方かこんなことを言い始めた。 「そういえば、野球に、永久欠番ってあるよな。」 「はい、あります。親方」 「むかし、この浅草界隈の、大工業界にもあったのよ。」「ええ? そうなんですか?」 「おう、たまに、思わず、カンナを落としちまうような、すごい家を建てるやつがいてな。三津五郎っ

永久欠番のあなたへ

妻は、夫の大好きな料理をテーブルいっぱいに並べる。もちろん、ビールはキンキンに冷えている…

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山根あきらさんに「太りむすめと100人のファンたち」(上・下)を紹介していただきま…

ありがとうございます! 「やせたガールの日常」を書くはずが、なぜか太りむすめのほうへ、思…

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「百貫むすめファンの心意気 下」が、山根あきらさんの青ブラ文学部で紹介されました…

やせたガールのはずが、百貫むすめの話を書いてしまってすみません。 取り上げてくださって、…

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青ブラ文芸部に「映画 やせたガールの日常」を紹介していただきました!

ありがとうございます! しかし、昨夜スマホで、コングラ? のようないつものやつが出たんで…

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山根あきらさんに「コブタは一陣の風のように」が紹介されました!

ありがとうございます!

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ジュリーになれなかった男

壁ぎわに寝がえりうって 背中できいている やっぱりお前は出て行くんだな 悪いことばかりじ…

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太りむすめと100人のファンたち 下

「われらもいくでござる!」 なんと、家来衆の中からも、海に飛び込む者が出始めた。 「お前たち、もう赤クジラ液はすぐそこだ。今行ったら、確実に死ぬぞ。」 殿は言うが、 「それぞれの太りむすめにファンがついているので、横の連携がとれていません。もうすぐ人の輪がほどけてしまう。そこをくさびのように締めるのが、われらの役目。子どもたちと太りむすめのためでござる!」 ふんどし姿になった家来衆たちが次つぎに飛び込む。 「ああ、太一、与助、正二郎、玉之丞……うっくう。」 殿の目から