自分自身で決断する
N様の売却相談
先日作成していた資料の説明に伺ってきました。
不動産サロンに来てくださったT様の義理姉、N様の家の相談を、本人からではなく、T様より聞いていたので、直接お会いしたいと思っていました。
信頼できる不動産屋さんを紹介しようかと思っていたのですが、ただ紹介するだけでは無責任かと思い、今自分ができることを精一杯したうえでご紹介をしよと思いました。
T様からは、とても優しい方だけど、なかなか自分では決めることができず、周りにそろそろ売った方がいいんじゃないかという流れからのご相談でした。
N様は離婚をされていて、今は4LDKの家にワンコと暮らしているとのことでした。
売りたいという前提で会いに行きましたが、話していると、まだ自分自身が売るという決断ができていないと感じました。
自分がどう感じているか
新たに再スタートを切りたいけど、20年間住んだ家を手放すことは容易なことではないこと、また、売却となると、部屋の片づけや引っ越し準備、さらに新しい家を見つけて、新しい生活に向かうということが、不安でたまらないということでした。
まだ売るという決断がついていない話を伺うと、どんどんマイナスな話に進んでいきました。
実はここに住み続けたい。あと10年程度でローンを返し終わるということと、思い出がいっぱいという話でした。
とても気持ちには共感できたし、慣れ親しんだ場所に住み続けたいとい思いは伝わりました。
ただ、そこが、新しい場所に引っ越したり、新しい環境が不安だからここにいたいという風にも聞こえてきて、そこの話をゆっくりさせていただきました。
ご自身でも「性格的に何でも後回しにしてしまい、周りに言われるまで動かないという部分がある」と認識されていました。
今まで育ってきた環境の話や、ご両親の話を伺い、3人兄弟の真ん中で育ったN様は本当に優しくて、家族のバランスを自分の意見を押し殺すことでうまく家族が回っていたのだと思います。
ただ、今回ばかりは自分の家で、さらに大きな金額も動きます。
そこをもう少し見つめなおしていただいた上でいろんな選択肢を検討していただきたいなと思いました。
この話をしながら、自分自身のことを見つ直すきっかけをいただきました。
ご相談いただいた内容にはしっかりお答えしていきたいと思います!
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