脳じゃねぇ

2024年7月26日 11:24

こんにちマイザー。よろしく知識に浸ってんじゃねぇよ、脳ばっか頼ってんじゃねぇよ、とのお告げです。

脳がパツパツ、おぱんつ問題

すこし前に、こんなnoteを書きました。

内容は、『人間、力が抜けてるときが最強説』を唱えたものですが、こんなことを書きながら、あたくしってば、すぐ脳がパツパツになるんす。

あたくしの脳は、隙あらば学ぼうとする。この世の中、おもしろい知識や情報が多すぎ。あれも知りたい！これも知りたい！と好奇心のままに動くと、あたくしの脳のおぱんつはパツパツ問題。もう爆破寸前。

先日、われらが十和田に宿る森の精のような存在のY様の御宅にお邪魔した。

Y様は、お会いするだけでもその存在感に唯ならぬ気配を感じるが、Y様の創り出す空間がこれまたお見事だった。その空間に体を没入させると、『力が抜ける』がまさに叶うような場所だった。

Y様宅で過ごした体感や得た感覚は、ことばにするのが烏滸がましい。ことばにできない、そう思った。

わたしは一時、人間がもつ複雑な思考や感情を、ことばで表すことは不可能だと悟り、文字を書くことからスッパリ離れていた(逃れていた)時期があった。

ただ、諸々あって今では『言語化しづらいことこそ、あえて言語化すんぞ！押忍！』と、鼻息荒くこの脳内ダダ漏れnoteを更新してる。

だからこそ、Y様宅で得た体感を、いい尽くせないこと自明のうえで文字にしてみたいとおもふ。

Y様は中国茶を嗜むプロフェッショナルでいらっしゃり、私は人生ではじめて中国茶の茶席を体験させていただいた。

Y様からあらゆる茶の魅力、ときめくような物語をお聞きしたが、ここではあえて茶の情報や知識ではなく、わたしが体感したことのみを記す。

茶を通して、体のなかでどんなことが起こるかは、ぜひご興味ある方は実際に体験してみてほしい。一人一人、まったく違った体験になると思う。

茶の空間を体感し、茶を体内に通し、
わたしははじめ
「なんだこれは！なんだこれは！なんだこれは！どう説明したらいいんだ！！！」
と、脳が至福と興奮でせめぎあっていた。

しかし、3杯程目から
『脳じゃねぇ』
という声がした。

茶を通して得た感覚は、ことばにいい表せないだけでなく、脳で理解する必要すらないと思った。身体が感じるままに、心が感じるままに、魂が震えるままに、そのまま浴びればいい。

わたしは日頃のクセで、すぐ体感を脳で理解しようとする。そんなこと、しなくていいのよ、と、森の精がほほえむ。

茶を通して自分のなかから湧き上がるいろんなものを、その現象を、そのまま眺める。こんな世界があったのか、と感動していたら、完全に時空がぶっとんだ。

わたしは、過去何度か時空の歪みを体験したことがあったが、Y様邸でひさしぶりに体験したそれは、あまりに露骨な時空のぶっ飛びっぷりでひれ伏した。衝撃〜！！！！時空すげぇ〜！！！

茶席でのほんわかとした対話のなかに、「愛」というワードがあった。愛をつかうと、愛が入ってくる。まずは、自分を愛で満たす。

「愛する」という行為は、決して大袈裟で特別なことではなく、『対象そのものを、ありのまま見る』ということだと、わたしは解釈した。

ただ、それだけでいい。
ただ、それがむずかしい。

わたしたちは、対象そのものを、ありのままの見てるだろうか。知識や情報で、対象を理解した気になってないだろうか。自分のことですら、ありのままで見ていないことも多い。

元来備わったわたしたちの、どちからというと動物としての？感性や感覚の大切さ。それを会得するには、力が抜けている必要がある。ゆるまないと、感性は見過されがちだ。
力が抜けてるのが最強説。ゆるまる、茶のチカラ。

なんとも愛おしい時間を過ごした翌日、いろーんなトラブル勃発で、わたしはひさしぶりに野生としての雄叫びをあげた。うおおおおおおおおおおお"お"

自分の腹と声帯から、こんな野太い声がでるんだと、子どもと暮らすようになってはじめて知る。ばっちし叫んでこ。

また強い志をもって、積極的にゆるまろうと誓う。このご時世、放っておくと力んじゃうもの。八甲田山麓の森のお力をお借りし、己を解放し、いい意味で自己を消し、地球との同化を確認する時間。

Y様の世界観に触れ、百年、千年の時を超えて大地に根を張るお茶の木と、それをいただくまでに幾重もの人と年月と手しごとによって生み出される一杯の茶。

Y様が新たにはじめる十和田・八甲田山麓でのリトリートステイは、身体の全細胞をゆるませてくれること間違いなし。

(なぜか埋め込めなかった)

また時空を跨ぎに伺わせていただきたいとおもふ。至高の体験を、ありがとうございました。わたしのお友達たちにも、みなさんにも、ぜひ体験していただきたいなと思ふ。ふふふ。ただいま脳のおぱんつは、緩んでおります。

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