見出し画像

The show must go on!

ミュージカル「カーテンズ」を観た。
きっかけは、櫻坂46のキャプテンであり、心から尊敬している菅井友香さんがニキ・ハリス役で出演することだった。

ミュージカルや舞台を観たことは一切なく、その場に足を踏み入れることそのものに大変緊張しつつも、未知のものだからこその楽しみもあった。

学生の頃にみた「ウエスト・サイド・ストーリー」(映画版)や、「ラ・ラ・ランド」といったミュージカル映画は好きで何度も見ていたから、なんとなく雰囲気を想像してはいたけれど。

2月26日(土)は4列目最下手席、3月5日(土)昼公演は7列目中央のブロック上手寄りという恵まれた席であった。

この人、あまりの緊張に尾関梨香さんが降りてますね…。


とにかく夢のような時間を過ごすことができた。
どうしようもない日常から離れ、感情を揺さぶられる瞬間にいつも救われている。
観劇を終え1週間経ったが、今でも触れた感情は沸騰し続けている。

言うまでもなく「ネタバレ厳禁」である。
内容には一切触れることなく、観劇して感じたことを書いてみたい。


ちなみにこれは、初回公演後にありとあらゆるものに感謝するスイッチが入り、果ては初めて見たナチュラルローソンになぜか興奮し感謝していた様子。

感謝のあまり飯を買いすぎ酒を飲みすぎた。
ライブ後とかいつもこうなってるな。
櫻坂46とか菅井友香さんの話ししながらご飯でも食べたいですね、どなたかぜひ。



………脱線した。

同じ空間でステージを感じること

まず第一に感じたことは、同じ空間でステージを感じることのありがたさだ。

初日公演の休憩中と観劇後に、感情のままこんなツイートをしていた。

コロナ禍とも呼ばれる状態となり、早くも2年経過している。
これほどまでに長く続くとは思ってもみなかった、というのが率直な気持ちだ。

そして、「不要不急の行動を自粛すべき」というお題目のもと、音楽や舞台などの「文化」とも括れるものに、大きなしわ寄せが及んでいるように個人的には感じ続けている。

いつも文化に救われている身だからこそ「しわ寄せ」と感じているのだろうし、やむなく種々の措置がなされているのであって、偏った個人の見方で公衆衛生のことを簡単に論ずることはできないと理解しているつもりではあるが。

この状況の中で、「配信ライブ」や「ライブビューイング」がすっかり定着していることが印象に残っている。
欅坂46からの改名後最初の大きな節目である「櫻坂46デビューカウントダウンライブ」が、映画館におけるライブビューイング「のみ」で行われたことは記憶に新しい。

初めてライブというものに行ったのは10年ほど前だろうか。
この間、チケットを手に入れられなかったり、日程や金銭面の折り合いがつかず応募を断念したりしていたから、配信ライブやライブビューイングという「ツール」が増えたことは大変嬉しい。

けれども、やはり同じ空間でステージを感じることには敵わない。今回の観劇を通して改めて思った。

配信などで感じた熱や感動を否定するものでは決してない。
配信という形であれ、その時に受け取った感情にもまた幾度も救われている。

特に、櫻坂46 3rd Single BACKS LIVE!!を「Buddies」と共に見られたあの時間は、また別な意味でも大変ありがたく楽しいひとときだった。

配信では切り取られてしまう、同じ空間でステージを感じるからこそ感じるものが何なのか、自分の中ではいまだに言語化できない。

だが、ステージや会場という「非日常」からたくさんの感情に触れたいと思う自分にとっては、「同じ空間」で感じることに勝るものはないようだ。

今なお、かつてのように公演を行うのは難しい状況が続いている。
その中でも、確かに「今ステージで作られるもの」をこの目で見られて本当によかったしありがたいと思っている。

2020年12月8日、願っても誰一人同じ空間に立ち会うことのできなかった「東京国際フォーラム」という場所で見られたことにも、勝手ながら胸に迫るものがある。

音楽が導いてくれる感情

2点目は、「音楽」が導いてくれるたくさんの感情に改めて気づかされたことだ。

アマチュアのレベルながら、吹奏楽部に入り管楽器や打楽器を演奏し、また、ホールで吹奏楽やオーケストラの生演奏に触れ、何度となく感情を揺さぶられてきた。


就職してからは自ら演奏することがほぼなくなった。
いわゆるバンドのライブや、アイドルのライブに行くことはあれど、それまで慣れ親しんできたような音楽に触れる機会は激減した。

観劇中に繰り広げられる演奏。かなり前の列だったこともあり、マイクを通さなくても聴こえるような感覚があった。
自分の耳では編成を把握するところまで聞き取ることはできなかったが、ビッグバンドに近いように感じた。
管楽器のダイナミクスに、ティンパニーが盛り上げる場の空気に、音楽から受け取る感情が本当に大好きなのだと改めて感じた。

そこからまたひるがえって、バンドのライブや、アイドルグループのライブで触れる「音楽」の存在や、そこから与えられる感情にも思いを馳せていた。


チャレンジを続ける姿

3点目は、菅井友香さんがチャレンジを続ける「今の姿」を観られたことへの大きな感謝だ。

こういう立場だと自覚はしている。輪をかけて冷静に観られていないことは分かっているつもりだ。

分かっているけれども、やはり菅井友香さんがニキ・ハリスというまっすぐでいとおしい役を演じてくれたことに、その役を演じる今を観られたことに、本当に感謝してもしきれない。


振り返れば、カーテンズ出演が発表されたのは、レコメン!(文化放送)月曜日パーソナリティーを終えることが発表された頃だった。

自分にとって凄く大きな挑戦となります。

豪華過ぎるキャストの皆様に囲まれ
本当に私で良いんだろうか、、、
という不安も正直あります。

自分の今の実力を自覚しているからこそ
歌や演技と真剣に向き合って、素敵なこの作品を最高の形で皆さんにお届けできるよう
死にものぐるいで努力して参ります!

https://sakurazaka46.com/s/s46/diary/detail/40830?ima=4053&cd=blog
(櫻坂46 菅井友香 公式ブログ 2021年9月9日 抜粋)

そして、出演しているまさに今、櫻坂46は4thシングルリリースに向けた流れの真っただ中だ。

今回の舞台は、自分にとって初ミュージカルで、人生の中でもかなり大きな挑戦となると同時に、
櫻坂を新たに知って頂く貴重なチャンスだと思っています。

メンバーの皆が4枚目シングルの活動を頑張ってくれている間、私は違う角度から櫻坂46を知って頂き、少しでも皆の力になれるよう精一杯頑張ります。

そして必ず成長してグループに帰って来られるよう、覚悟を持って努力し続けます。

https://sakurazaka46.com/s/s46/diary/detail/42793?ima=1729&cd=blog
(櫻坂46 菅井友香 公式ブログ 2022年2月14日 抜粋)

櫻坂46や菅井友香さんを取り巻く状況に大きく動きがある中でも、前向きに新たな世界へ飛び込んでいく姿に、その全てを「グループ」の力にすべく努力する姿に、本当に励まされている。



観劇から受け取った思い、菅井友香さんの姿に感じることはまだまだあるが、もう3,000字ぐらいになっているようだ。なんてこった。

あとはカーテンズ大千穐楽後に書くnoteに任せよう。(また長文書くんですか…??)

「The show must go on!」
もらったたくさんの感情を胸に、またどうしようもない毎日を歩いていかなければ。

そしてなにより、どうか大千穐楽までミュージカル「カーテンズ」が続いていきますように。
大千穐楽まで、菅井友香さんがニキ・ハリスとしての日々を駆け抜けられますように。