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Pogchamp_ex3 私のコースについて

 どうも。
 Pogchamp_ex3お疲れ様でした。素晴らしい10秒コースが大量に放出されて、かなりお腹いっぱいです。いやぁ、良かったですね。本当に界隈全体のレベルがとんでもなく上がっていますね。私はもうなんとか振り落とされないようにするので必死です。

 今回の順位は21位でした。ご存知の通り、μρはpog_exの一回目も二回目も予選落ちだったので、順位を着けてもらえてめちゃくちゃ嬉しいです。しかし人間の欲は深いもので、今は一桁順位に入れなかったことが悔しくもあります。ですが、今までのリベンジは果たせたので総合的には万歳です。


 今回は私の提出コースの解説をしていきたいと思います。前回もしたことなんですけどね。画面内の情報量を馬鹿みたいに上げてしまったのでね、わかりにくいですよね。


 早速解説に移る前に、
審査員の皆さん、そして主催してくださったそーりあさんに感謝を述べさせて頂きます。このような素晴らしい場を用意して頂きありがとうございました。


タイトル

 タイトルは『St.Lite』、読みは『セントライト』です。
 競馬史上初のクラシック三冠馬の名前であり、種牡馬としても成功した馬です。その走りは烈しく、力強かったことから、今回のコースの雰囲気に相応しいと思い、タイトルにつけさせて頂きました。戦前の馬ではありますが、今でもその名は有名でして、セントライト記念等でその名が残ります。しばらく経っても皆さんの記憶力に残るようなコースであったら良いなぁ…と思います。

コンセプト

 今回のコンセプトは第一回、第二回と違ってバグではありません(使ってはいますが)。密度です。
 第二回大会以降の1年間で、Earendelから始まり、The TetrarchやAlcyoneus等で、μρといえば馬鹿みたいな密度だというイメージが多分付いていると思います。正直もう物投げてないと落ち着かないんですよね。
 だから今回はとにかく密度を上げることを意識しました。誰にも負けないくらい派手に、激しく。バグは補助的な役割に周ってもらいました。
 あとサブの目標として、起承転結を意識しています。一辺倒にならないように、構成を考えて作ってみました。
 結果的には“密度だけは”誰にも負けないコースができたと思います。動きやギミックも追求してみたのですが、やはりまだまだですね。今後の課題でもあります。


解説

 開幕はAlcyoneusの四面と同じエッセンスを採用しています。私の知る中で一番密度が出る方法がこれですから。


 まずドアの真下にいるボムを踏み、レールに乗った音符から出た羽横バネに当たります。上昇中に音符の1マス下を通る隠しブロックを叩き、バブルを出します。このバブルにより、ボム起爆の導線が開かれます。先程の横バネはこの出した隠しブロックにボムが遮られるのを防ぐ役割もあります。このボムはON/OFFの起動に使われています。

 この時にPOWを持って即投げしてドッスンを倒します。開幕と同時にメット甲羅がひっくり返り、マリオに接触して転がりだすので、それに干渉しないように投げないといけません。猶予はおそらく1Fです。このメットはレンガ上にいる赤ノコノコを甲羅状態にするのと、マリオの足場になるのを兼ねています。

 羽ちくわに乗ったあとはバブル入りのハテナブロック(上にPOW乗せ)を叩きます。このバブルは砲台前にある氷を溶かし、POWは砲台全体を1マス下げる役割を担っています。この時に羽のついたバネを持ちます。そして先程のメット甲羅を利用して、バネで物投げ三段の二段目を発動させます。また、それと同時に赤ノコノコがマリオの近くで甲羅状態になるので、上向きの力が存在するうちに接触してあげます。そしてこの赤ノコノコは先程投げた縦バネに乗ります。
 二段目の後は隠しブロックを叩いて羽カロンで三段目を出します。この隠しブロックにもバブルが入っており、その直上にあるハテナブロック上の氷を溶かしています。

 先程のハテナブロックの中には羽つきブラパが入っています(①)。また、黒砲台からは横バネが出てきて、先程二段目を発動させたメットを再度転がしています。このメットは画面下部にあるレールに乗ったブロックに乗り、右の岸に渡って画面右下のハテナブロックを叩くのに使われています。このハテナブロックの中には横バネが入っています(②)。
 その間にマリオは三段目のときに取得したボムでパックンフラワーを倒し、赤砲台から射出されたメットに乗ります。
 また、瞬間移動バグでリフトを適用し、そこにシューリンガンを乗せることで硬いブロックを一斉に壊せるため、先程の赤ノコノコと縦バネの系が乗っていた硬いブロックを消滅させています。宙ぶらりん状態のこの系は、先程マリオを右に弾くために使った横バネ(from赤砲台)で右に押し出されます。メット甲羅と干渉しないようにしています。

 この後は先に投げたボムを再度持ち直し、逆投げしています。このボムは(①)で出した羽つきブラパで潰されてON/OFFの起動に使われます。逆投げに際してマリオが左を向いているため、ボムを投げるのと同時にトゲ甲羅に接触して転がしています。このトゲ甲羅はすぐ右のPOWを起動するのと、画面下部にあるピンクコインの取得に使われます。これも右に転がそうとしていたんですけど、流石に頓挫しました。
 マリオのジャンプ先の頭上にはハテナブロックがあり、別のボムの起動に使われています(③)。
 それと同時に、赤ノコノコが音符を下から殴ってくれたためにバブルが解き放たれ、氷が溶かされます。

 ジャンプ中に甲羅を手に入れるので、それをまた逆投げします。この甲羅は画面左部のON/OFFブロックにあたるのですが、4つまとまって置かれている方の壁で反射させないといけません。投げるタイミングが悪いと斜め上のブロックに接触してしまい、タイミングがずれてしまいます。この甲羅は約1.5秒後に回収します(④)。
 その後は音符に跳ねたメット甲羅の上にヒップドロップで着地します。この甲羅が跳ねるに際して、POWが出されます。このPOWに赤ノコノコがぶつかることで画面右の三体のブラックパックンのうちの2体が倒されます。
 また、マリオのジャンプした先にはまたハテナブロックがあり、このハテナブロックにはPOWが入っています。このPOWは③のボムで発動されます。


 甲羅着地のあとにジャンプするとメットを被ります。このジャンプは上記写真のリングテレサが出ているレンガブロックを叩かないとタイミングがずれます。
 途中で縦バネを得るので、これは右に投げます。この投げるタイミングはこのコースの中で最も猶予があります。投げられたバネは画面右上にいるボムを爆縮させてONOFFスイッチの起動に使われます。ちなみにその右側にある硬いブロックは、もともとフェイクに使おうとしていた残滓です。

 ガリガリに弾かれて方向転換した後は再び甲羅に乗り、左向きの加速を得ます。このときにボムを取得するので、左にあるONOFFブロックに当てて穴に投げ入れます。先程のメットを投げる時に邪魔になっていたブロックはこのときに使われているわけです。このボムは②で出したバネに跳ね返り、投げたメットが音符に乗って出したPOWを発動させます。
 その後は再度ガリガリに弾かれて、メットに乗って右向きの加速を得ます。

 ガリガリに弾かれて左右に振られながら物を投げていく動きは、The Tetrarchのときに思いついた動きです。いつかは使おうと思っていた動きだったので、今回採用できて良かったです。

 ここまでは順調に制作できていました。しかしこの後の、メットに乗って滑り落ちた後がどうしても思いつかず、10時間くらい録画を見続けていました。ここまで本格的にネタ切れしたのは初めてだったため、

Everさんに相談しました。流石Everさん、素晴らしいアイデアをくださります。この助言のお陰で

この羽ボム、羽POW、羽ボムが思いつきました。ダメ元で置いてみたら意外と面白い展開になりそうだったので採用しました。マジで感謝してます。


 下のボムを踏んだとき、上のボムがメットで弾かれて右に飛びます。ボムが右に行ききる前に隠しブロックを叩いて壁を作ってあげます。この弾かれたボムは画面下部の矢印のある穴に入ってON/OFFスイッチの起動に使われます。真ん中に置いてあったPOWはスクロールストップの向こう側にいるブラックパックンを倒すのに使用されています。


 この辺りはもう殆ど伏線を張っていません。下にいる青メットを倒してしまうため、POWも投げられませんし…
 メットの上でヒップドロップして右に行ったあとは、羽縦バネがいるので、その先にいるカロンで物投げの二段目をします。投げたバネはブラックパックンを跳ねさせるくらいの役割しか担っていません。

 三段目は、おそらくこのコースの一番目玉となる部分なのではないでしょうか。もともとこのバグ自体はAlcyoneusの作成時点で使いたかったのですが、上手くいれることができなかったんですよね… あと直前に、しのさんが非常に綺麗にこのバグを入れたスピードランを投稿なさっていましたし… 正味今回のpogのこの部分はかなりしのさんを参考にしました。

 飛んだあとの動きはほぼ固定化されているので、続きを作るのもさほど大変ではありませんでした。
 まずはテレサの上に乗ったカロンを踏んで、音符に落とします。またここでもバブルが氷を溶かしてくれています。踏んだあとはPOWを頭突きして画面右のドッスンを倒し、さらに羽POWを投げてブラックパックンを倒しています。こうすることでボムの入るスペースを確保しています。

 この反対方向への加速は、ぽりぷろぴれんさんの前回のPogを参考にしています。この加速方法はタイミングの調整がかなり難しかったのですが、速度0を介さずに逆方向への加速を生んでくれるので、今後重宝しそうです。
 また、このときに一度右に行ってすぐ左に加速したのは、最後のフェイクに使うキラー砲台を一旦ロードさせるためです。初見での驚きってコース制作でもかなり重要だと思っているので、できるだけキラー砲台を画面に映さないようにしました。

 そして2連ドアフェイクです。一個目のドアは飛んできた時点で映る場所に置くことと、その真上にピンクコインを置くことで、そこに入るのだと思い込ませるように誘導しています。ヒップの動作の時点でこのドアがフェイクだと見抜く人も結構いると思います。だから今回はわざとわかりやすい位置に2個目のドアを起きました。そのドアに入ると思いきや、最後の爆発によって開かれた左の3つ目のドアに、砲台ワープで入ります。ここだけでONOFFの切り替えを3回くらいしています。調整が大変でした。でも結構上手いこといったんじゃないかな、って思います。

以上

特に好きだったコース

 今回発表された中で、特に好きだったコースを発表させて頂きます。もちろんここに挙げなかったコースも皆大好きです。

しじみさん(個作)

 天才でしょう。私の好みど真ん中を刺してきましたね。右に進み続けていながら、ワープした後の動きは変えているなど、飽きさせない工夫も素晴らしい。マジで私の中の理想のコースの一つです。個人的優勝。

さむぽんさん(個作)

 下りコースとしてめちゃくちゃ格好良い。Lullabyで使われていたあのクラウンの挙動を採用しているのはマジで感動しました。これを見て、今作ってる個作に下りを入れることを検討するくらい心が動かされました。

のぶさん(個作)

 カスタムスクロール自体が好きなのですが、やはり途中のプクプクと跳ねるところがめっちゃ好きです。可愛い。競技性がどんどん増してきている昨今、このような遊び心も必要だと改めて思いました。

よるふらわーさん

 途中のボムと共にバネで跳ねるところと、スクロールストップからバネ三段で解放される流れが美しすぎます。ブレーキのギミックもさり気なく入れていますし、本当に好きな動きが多くて好みです。

F2Lさん

 去年に引き続きカスタムスクロールを使用されていますが、今年は更に洗練されていたように思います。最後にマリオが画面外に消えて見えなくなるところ好きです。F2Lさんマジでどんなのでも作れるな…

ぽりぷろぴれん。さん(個作)

 まさかの夜空でマジでデカい声でました。それでいて密度が保たれていますし、動きの格好良さも担保されています。しかもワールド… これは今後開拓されていくでしょう。この方も何でも作れてすごい。

Haryさん(個作)

 私の好みを一直線に刺してきた密度の上げ方と作風です。敵パーツ全員を無に帰しているのも面白いです。そして何よりルートですね。一度左に行った後に右に戻って更に右に…って面白すぎます。

Terraceさん×さむぽんさん

 マジで格好良すぎる。真っ向から格好良さで殴ってきた感じが本当に癖です。この二人相性良さそうだと思ってたけど、ここまで良いとは思っていませんでした。縦長コースとして参考にさせて貰うかも。

Yoshiさん(審査員コース)

 なにこれ。初めて見たとき爆笑しましたよね。思いついてもやらないでしょこんなの。頭おかしい。しかもこれかなり難しいことやってるでしょう。やばすぎます。審査員だからこそできる暴れ方だと思いました。


懺悔

今回、そーりあさんが動画をダウンロードしてそれを採点していることを知りませんでした。YouTubeの再生数が全く増えておらず、予選落ちしたと思ってサブ垢で結構病んでいました。

隠してる部分は別の話題についてを話しています

申し訳ないです。

 ちなみにサブ垢のIDは@m_ro_uです。通さないことも結構ありますが、それは保留なだけで基本的に断ることはないので、フォロリクはいつでもどうぞ。

最後に


終わり〜



サムネイルはこーしんくさん(https://x.com/Koshink_?t=_593XyMYt-ie9IIJLYlRXQ&s=09)に作って頂きました。ありがとうございます!

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