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最高傑作ドラマのゲームオブスローンズは、なぜ日本で知名度が低いのか?

(最終更新日:2022年1月9日)

皆さんこんにちわ!まっきーです。

今回は海外ドラマの『ゲームオブスローンズ』の話をします!

このゲームオブスローンズ(以下GOT)、海外の評価と日本国内の評価にかなり乖離があるように思うのですよね。

なんせ、私の周りでこのドラマを観た!と言う人がまったく居ません。

どうして、これほどの傑作ドラマが日本では知名度が低いのだろうか?」と、不思議でたまらないのですね。

もちろん、私も全ての海外ドラマを観た訳ではないし、何を面白いと思うかなんて人それぞれです。

しかし、それでも敢えて言わせてもらうと「こんな凄いドラマ、今まで観た事なかったぞ~!」と叫びたいくらい、凄いドラマだったのです。

なので、このドラマが万人受けしない要因などを交えつつ、このドラマの押しポイントを自分なりに記事にしてみます!

皆さんがこのドラマに興味を持つひとつのキッカケになれば幸いです。

容赦のない描写と表現

このドラマは基本的な暴力的な描写が多く、女・子供・動物、そして人間に対して容赦がありません。むごい死に方なんて当たり前。

その暴力的な描写は、ドラマはおろか映画でもそうそうお目にかかれないかもしれません。

もちろん、暴力的であることが本作の本質ではないのですが、苦手な方はきつい描写があります。

はっきり言って、子供には見せられませんね(笑)

また、性的なシーンも多く、とても家族団らんしながら観るドラマではないんですよね。

偏見かも知れませんが、暴力的な表現がわりと好まれる欧米ならともかく、日本はもともと規制が厳しいこともあり、一般的に好まれない傾向にあるのだと思います。

登場人物の多さと舞台の壮大さ

このドラマには、実に様々な人物が登場します。世界観もしっかり作り込まれており、このドラマの大きな魅力の一つです。

小説版のタイトルが「七王国の玉座」なのですが、舞台となるウィスタロスには七つの国があります。

そして、それぞれの国には王家がおり、国ごとに実に様々な人間が登場します。初見でこれを把握することは困難でしょう。

こちらの相関図(引用元:STARチャンネル)を見てください。ざっと主要なキャラクターだけでも、100名ほど登場します。

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これ、観る前からウンザリしません?正直私もこれ見てちょっと引きました(笑)

とにかく物語が長い

この作品はシーズンが8で物語が完結します。全部で73話。いやぁ、全部観るだけでも大変ですよね(笑)

・シーズン1(エピソード1~10)
・シーズン2(エピソード1~10)
・シーズン3(エピソード1~10)
・シーズン4(エピソード1~10)
・シーズン5(エピソード1~10)
・シーズン6(エピソード1~10)
・シーズン7(エピソード1~7)
・シーズン8(エピソード1~6)

しかも、長いエピソードだと1時間20分くらいあります(笑)。もはや1エピソードが映画並みです。ただ、平均すると1話60分くらいです。

私のように、エピソードの多さにウンザリしてしまう方には視聴の障壁になりますよね。

「面白い!」と感じるのに時間がかかる

これだけ長い物語ですが、本作は物語が本格的に動き出すのには少し時間がかかります。

シーズン1も、実はエピソード8くらいまでは突出したGOTらしさは出てきません。

なんだかよく世界観は理解できないし、物語も普通だなぁ・・・」私自身も、始めはそんな感じで視聴していました。

しかし、シーズン1の終わりに向かうに従い、その感覚は豹変していきます。

1シーズン観終わったあたりで「これは、かなりヤバいドラマだな」と直感し、シーズン3あたりで確信に変わりました。

このあたりからは本格的にハマり始め、気がつけば先が気になって仕方なくなり、徹夜して観てしまう状態に陥ていました。

ただ、そこに到達する前に視聴を止めてしまう方も居るのかも知れない、と思いました。

映画でもドラマでも、序盤で視聴者の興味を引くのが大事ですよね。

素人が偉そうに言うのは気が引けますが、シーズン1の序盤は、これといった見どころなシーンが少ないんですよね。

本作の「面白さ」に到達するまで時間がかかるのが、このドラマの欠点かも知れません。

作品の概要とは?

今さらですが、本作の概要も説明しておきます。

原作は小説であり、原作者は「ジョージ R R マーティン」という方です。(引用元:ウィキペディアより)

ジョージRRマーティン

原作は『氷と炎の歌』シリーズと呼ばれています。また、ドラマが始まった2011年では、まだ原作も執筆中であったようですね。

本作は、ハイ・ファンタジー(いわゆる異世界、架空世界におけるファンタジー)の世界観であり、まるで現実世界のように細部までこだわって作られています。

大陸ウェスタロスを舞台に、七つの王国が〈鉄の玉座〉をめぐって争っている、という世界観が基本にあります。

一見すると「人間同士の争い」が舞台に見えるのですが、そこにファンタジー要素として「魔法」や「ホワイトウォーカー」という存在が加わる。

「ホワイトウォーカー」は、魔法の力によって作られた人型の「魔物」で、氷と冷気に纏わる魔法を使います。

そして、人間を死者に変える能力を持っています。

GOT夜の王

「ホワイトウォーカー」という人類共通の敵が現れることで、人類は未曾有の危機に襲われます。

しかし、人間は互いに醜い争いを繰り広げている真っ最中。

果たして人間は団結してホワイトウォーカー達と戦うことが出来るのか?と言うのがこの作品のユニークな設定と言えます。

GOTドラゴン

先の読めぬストーリー展開

本作は、いわゆる群像劇のようなストーリー展開のため、明確な主人公は存在しません。

もちろん、主人公級のキャラクターは複数名存在します。しかし、主人公だと思っていたキャラクターが、何の前触れもなく突然死んだりします

とにかく本作の特徴は「展開が読みにくい」。これが、観る人に緊張感を与えている。

どのキャラクターにも死の匂いがするから、そのキャラクターたちに感情移入しながら観ているこちらとしては、ハラハラせずにはいられないのです。

GOT二人

そして、基本的に裏切りとグロ・エロは多めです。

人間同士の策略、エロティックな展開、そして悲しいほどに残酷な世界を、本作はストレートに描いてます。

それこそ胸をえぐられるような悲しい展開もあるから、観ていて本当に心が痛くなることもあります。

正直「ここまでやるか・・・普通」って思うシーンもありました。

残酷な世界」をこれでもかと見せつけられる感覚は、ある意味日本人には刺激が強すぎるのかも知れません。

まとめ

「ゲームオブスローンズ」は、人間の愚かさ、傲慢さ、残酷さ、醜さ、それら全てを観ているものに容赦なく突きつけてくる大人のドラマです。

それでいて、壮大な世界観と映画級のスペクタクル、先の読めない展開が観るものをクギ付けにする中毒性があります。

これを観ないなんて人生損してる!」なんて言葉は大げさかもしれませんが、私のようにファンタジー・ホラー・SF映画などが好きな方なら、絶対に見て欲しい1作です。

私は、観ていて本当に『心が震えました』ね。

もし少しでもご興味があるのならば、それこそ観ないのはたいへん勿体ないです。こんな凄いドラマ、そうそうお目にかかれないと私は思います。

GOTデナーリス

今なら、Amazonプライムやhuluなどでも視聴可能なので、もし興味がありましたら、是非ご視聴ください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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