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佐藤健寿展 奇界/世界 へ行ってきた話。

私は佐藤さんのことは全く無知状態で行きました。

長女が通学途中に広告を見て気になっていたらしく、パンフレットをどこからか取ってきて、これに連れてってーとのことで、行きました。

美術館や博物館へ行くのが好きで、長女が小さい時はよく連れて行ってましたが、次女はまあまあガサガサしちゃう子なので、次女が生まれてからは疎遠になっていて、今回久しぶりに家族で行きました。

行きましたって何回言うねん。
て、言うのは置いといて、もーーーーーーーーめっちゃよかった。
こういう時、本当に自分の語彙力というものが乏しいなあと、感じますが、本当にめちゃくちゃ私のフェチだった。

長女が誘ってくれて良かった。
結果、帰りにあれが良かったなあとか、家族で話しながら余韻に浸れて、良かった。
次女も途中だれてたけど、ごまかしごまかしで行けたし、またこれから美術館巡り復活しようって思えたし、それについても良かった。

良かった。

写真は佐藤さんがご自分の足で世界中をまわり、その国、場所の奇妙な姿を撮ったもので、写真には説明が添えられているので、それを読むと、そこに行ってない私もその時の情景が浮かぶような感じで、世界が見れた気になった。

撮影している時の動画の展示もあって、私はそれになぜか胸がいっぱいになった。
あー泣きそうってなって、次女を膝に乗せながらちょっと違うことを考えたして、泣くことはしなかったけど、あの映像が私の何かに触れたみたいで、自分でも不思議だった。

写真は世界の奇妙な姿、変わった風習や、理解できないものの一瞬の姿が写されてて、動画にはその時の空気感みたいなものが生々しく映ってるからかなーと思ったけど、わからないです。

なんか、地球にはこんなところがあって、こんな人が住んでて、動物がいて、植物が、あーーーー生きてる。ってなって、生きてるだけで素晴らしいってこれかなーとか考えたりして、なんかきた。笑

生きてる、生きるってこういうことなんやなと思ったら泣けてきた。

奇妙って思うのは自分の常識で見てるからで、その常識だって何かも説明できないし、一般的、普通ってどういうことかなとか、いろんな世界でそれぞれが、それぞれの世界の中で生きてると考えたら、尊すぎるという気持ちになった。

だから奇妙でもなんでもなくて、みんな自分の当たり前の中で生きてる。

奇界、世界って言う題名やのに、見終わった後は、奇界ちゃうなーって思ってた。笑

なんかわからへんけど、良かったなあ。

私がオカルト好きなんもあって、オカルト系写真あったのも興奮してテンション上がった。

エリア51の写真はそれこそめちゃくちゃ神秘的で、スタジオみたいに見えるけど、本物で、すんごい良かった。見るだけでワクワクする写真。

アラブの富豪の夜会みたいな写真も良かった。
砂漠の満点の星空の下、ラグジュアリーな感じで富豪たちがお酒飲んでる。自分も富豪になりたいとかでなくて、なんかそれは私の中では奇妙な感じで、これが目の前に広がってると思ったら、すげー場所やな、面白いなあと、それだけ。

ナスカの地上絵もあった。
未だにわかってないとか言うのが通説やけど、あれは噂によると宇宙人のただのラクガキらしい。笑
私は宇宙人も自分と同じ存在と思ってるから、そういう意味のないことするのもあり得ると思う。
私が宇宙人ならやると思う。

廃屋もゾクゾクするけど、やっぱりオカルト系の写真にはとっても心がくすぐられたなあ。

中国の洞窟に住む人たちの写真も良かった。
説明書きがまた良かった。
なんで好き好んで陽の当たらない洞窟?!って、奇妙って感じるポイントなんやろうけど、その人たちは住みたいから住んでるんよね。

ほんと、どの作品も、この世界について、社会について、人間のことについて考えられて楽しかった。

もう今週、6月5日の日曜日で終わってしまうので、ぜひ行かれることをお勧めします。

おわり。

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