バンド別に振り返る2020~the XAVYELLS編~

2020年のライブ初めはthe XAVYELLSでした。
そして、おそらく、きっちり「ライブレポ」という形で、彼らの文章を載せたのが初でありました。なかなか良く書けた…と今読み直しても思うのだが、それはただただ彼らが素晴らしいライブをしてくれたからなのです。
この後は、4月の祝日を利用して神戸にレギュラーライブを見に行く予定でいました。

が、やって来たコロナ禍。

関東だけのお話かと思いきや、全国に飛散したコロナ禍。
ミニ配信がスタートし、あまり動画という形で発信をしない彼らがパソコンに映っているのを見て「お~、ザビだ(=゚ω゚)ノ」と、暢気に画面に手を振っていた。とりあえず元気そうでよかったなぁとも。

が、まさかの理由でメンバーが抜け、次いで衝撃的な件でメンバーが辞め。
前者に関しては自身がそういう理由でまったく悩んだことがないので「なんというしあわせな悩み事&乙女 ( ゚Д゚!!」と思った。
1人の人間として応援したい気持ちと、ファンとしては、せっかく6人でスタートしたのに…と、留まってほしい想いとが半々でしたよね。
結婚して続ければいいんじゃないか?と。
コロナ禍が一時的に収まった6月には配信によるラストライブも行われたので、結果的に「しあわせになれよ(=゚ω゚)ノ」と送り出す。

後者に関してはリアルタイムで知ったわけではなく、夜中にふと目が覚めツイッターを開いたらなにやらザワザワしていたので、朝になって検索かけた。にわかには信じがたい。
配信も定番化してきて、少なくとも安定したライブができるようになってきているようで、ちょっとずつ光が差してるなぁ~と感じていた最中。生きてきた中で、音楽を聴いてきた中で、喜怒哀楽どこにも当てはまらない気持ちを抱える日が続いたなぁ。そんな感じだったので、その後4人+サポートメンバーを加えて活動を再開してからのライブ配信は、たぶん1回も見てないと思う。あのライブをいつもみたいに笑いながら見ることは当分できそうにないなと。

その代わりに企画配信を見て楽しんでいた。料理の企画は良かった!初回から見ていたわけではないので、Neetaさんがどのくらい危なっかしい手つきだったのか知りませんが、包丁さばきがきれい。
私はあんなに丁寧に切れない…っていうか切らない(=゚ω゚)ノムリ
あとGottiさんが黙々とミネストローネを完成させたのには笑った。出来るシェフGotti(発売を心待ちにしている)。


と、いうわけで「今のザビエルズ」を目にするのが、大舞台12/12神戸文化ホール(中ホール)からの配信が初めてになった。ここからはそのライブの感想を書いて行こうと思う。

まずはミニカバーアルバム『Rouge』の収録曲たち。1月のライブを見た時に、女性の曲が目立つなぁ…と思い、実際レポでもそこをフューチャーして書いた節があるのだが、そこから「ひょっとして次のアルバムは女性アーティストだけかも?」なんて予想をしていたので、1人でニヤッとしてしまった笑。メンバーの変動やコロナ禍がなければフルだったのかな…。
ボイス・パーカッションにBuzzさんを迎えた5曲。<SWEET MEMORIES><Diamonds>のような柔らかさは今まで感じたことがなかったな。<Diamonds>はオリジナルのパワーをグッと抑えて、温かくて、聴いていて落ち着く。その分、ラストの<CONGA>が爆発的な熱さを持っていて、すごくバランスがいい。Rennさんがリードボーカルの時は「Gottiさんのベース聴ける!レア!」って感じだったのですが、今やすっかりRennさんのボーカルしか聞こえん。

セットリストで気になったのは4人だけで歌った頭の<旅愁>・ラストの<Goodnight,Sweetheart,Goodnight>。<旅愁>は、故郷の事を思っての曲なので、帰省がままならず、また旅行での遠出も許されず、誰もがどこかの誰かを案じたり、心に痛みを抱えて過ごした1年へ。また<Goonight~>は、歌詞だけ見れば恋人への歌だけれども、大意として「大切な人」へ贈る歌かな。
レクイエムで始まりレクイエムで終わるというような雰囲気があった。その間にいつも通りの自分たちのライブを挟むことで「ひとまずそういう気分は鎮めて、楽しんでいってよ。そしてまた会いましょう」という、ものすごく粋な構成だったと私は思うのだが。ちゃんとクリスマスソングもあったしなぁ。

驚きだったのはサポートメンバーがサポートの域を越えてたことだな。まぁまぁ出ずっぱりだし、なんならリードとる曲もあるし。そりゃ草野さんのギャラも高くなるよね笑。
やたらと細かいビート聴こえるなぁ…どうやってんの…ってよく見たらパーカス2人だったりね。これはこれで今しか作れないステージだ、というのをザビエルズの4人が自信を持って放っていたので、画面を食い入るように見てしまった。これは本当に会場で聴けた人がうらやましかった!
<Lion Sleep~>での動物シリーズはNeetaさんのお笑いの腕が上がってて良かったなぁ。なにかと「すいません(´Д`)」ってステージ上で謝ってる印象があったので、この日はそれを一度も見ることがなくて、それがすごくかっこよかったなぁと。この配信の少し前にダンスレッスンで半泣きの動画がアップされたりしたけれども笑。個人的に数年前からDA PUMP熱が復活して、ダンス動画をまた見るようになったので、姿勢がぶれずに踊れるって体幹もしっかりしてないといけないし、やっぱり難しいんだなぁ~と。あとネクタイピンにぶら下がる三日月のチャームがかわいかった!配信じゃなかったら気がつかなかったかも。

2部ではサポートJUNOさんの樹木希林が可愛すぎて萌えたぎる(=゚ω゚)ノムフッ
しかし脱ぎ捨てられたアフロのせいで、Hummerさんの今アルバムリード曲であり、見せ場のはずの<酒場にて>を、よくわからん感情で見るハメになった。

…そういうのやめてくれるかな( ゚Д゚)

やりたかったのか( ゚Д゚?

そうか。悪い癖だなぁ( ゚Д゚)フゥ

じゃぁ、しょうがない(=゚ω゚)ノwww

そうやっていつも通り笑いながら見ることができてうれしかったし、<心の瞳>で安堵感が凄まじかったな。今年のザビエルズは特に予想外の方向から荒波が押し寄せたと思うし、グッときた瞬間だったかな。
アンコールではサポートのBuzzさんが<2億4千万~>のラストの一打で笑顔でガッツポーズしていたのが印象的でした。
草野さん、JUNOさん、Buzzさん。3人の演奏もあって、今ならではのステージが見れたこともすごくファンとしておもしろかったです。ありがとうございました。
そしてGottiさんが感極まっていたのにつられて泣いた。
「あぁぁぁぁあぁ!?Gottiさん泣いてるじゃん(´Д`)ウォォ」と。
昨年リーダー宣言で「きょとん」としたんですが、今年はこれで「きゅん」でした。
でもメンバー体制が次々に崩れた中で、気苦労が絶えなかっただろうなぁって考えるとそりゃ泣くよなぁ。あれで泣かない方がカッコ悪いかな。
だからこそ、ラジオのCMソングが表彰されたのも、すごくいいニュースだったよね。
世間的に見れば小さなニュースだけれど、メンバーやファンにとっては大きなニュース!すごく報われたなぁと思ってまた泣いた(´Д`)ウォォ
しかしザビエルズはサポート抜きにしてもカッコ良さは異常に増したと思ったし、いつも後方でライブを見るのが普通なので、画面いっぱいに映った力強い顔つきのメンバーが頼もしくて、これは来年も応援しないわけにはいかないだろう!と思いました。1月のライブで拾ったカッコ良さの片鱗が、大きく輝いたようで本当にうれしかったです。

まだ配信での参加になるだろうけれども、この状況を少しでも一緒に楽しんで、また会えたらいいなぁと思いました。

おしまい(=゚ω゚)ノ


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