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2022-01-08(sat)cinema staff “海底より愛をこめて”RELEASE TOUR 『はじまりの場所』at 静岡UMBER

再会できました

前日にチケットを譲ってもらうという劇的なストーリーを経て、2022年のライブ初め。ベストアルバムツアーからおよそ2年2ヶ月ぶりとなるcinema staffのライブを見に行ってきた。まず全体的な感想から言うと、非常に美しいライブであったという事。MCで語った❝cinema staffとしてしなかった選択❞を、間違いにしないために信念を貫いてきたのがすごく感じられたライブだった。最新アルバム『海底より愛をこめて』収録の「storyflow」より【生きるのが下手なんて そんなの分かってる】という歌詞を取り上げて、自分たちはそういうバンドだとも言っていたのだけれど、そんな彼らを見て生きるって上手いとか下手で決まるもんじゃないな~とも思った。
UMBERはフロア入って左手にドリンクカウンターがあるのでそのまま三島さん(Ba)側へ。最初は見えづらかったけれど、人垣ズレたら全身よく見える形に。ベースを弾いてる手元も見えた。貴重すぎてガン見( ゚Д゚)ジーッ
久野さん(Dr)もチラチラ見えた。ドコムスとしてのゲーム実況も最初の頃は見ていたけれど、やっぱりドラム叩いてる方がいいなと思って、だんだん見なくなった笑。また叩いてるところが見れてうれしい(=゚ω゚)ノカッコイイ
瑞規さん(Vo/Gt)はすごくキレイな金髪マッシュになっていた。後で書くけどMCが自由すぎた。辻さん(Gt)は、いつもだったら一心不乱に弾いてる姿が醍醐味なのだけれど、この日の笑顔で演奏する様子は本当に多幸感にあふれてたいたなぁ。

そうだそうだ、こんな感じだったなぁ~

久々すぎてcinema staffライブの体感温度というやつがすっかり身体から抜け落ちていたけれど、演奏が始まったら徐々にほぐれた。そもそも瞬間的にドン!といくようなバンドではない(と思っている)ので、ひとりひとりのペースを大事にしてくれる雰囲気作りが好き。好きなように聴いたし、好きなように手を挙げて応えた。前半最も印象に残ったのは「dawnrider」。前回の記事でも書いたように初めて買ったアルバムが『blueprint』だったので、彼らを初めて見た会場で再会した今、その収録曲が聴けたというのはうれしかったし、いろいろ思い出した。
●dawnrider(この曲についてはまた別記事で詳しく)

泣くかと思ったわ

後半は「極夜」「storyflow」「白夜」の流れが気持ち良すぎた。cinema staffのライブで目を瞑って体を揺らす経験は初めてだった。
特に「極夜」は、CDではそれほど印象に残ってなかったんだけれど、会場で浴びたらリズムが心地良すぎて。この曲もきれい。
「storyflow」は言わずもがな。歌詞は三島さんがいじめを受けていた頃の実話を盛り込んであるのだが、botで「俺は昔の俺をいじめた奴を絶対に許さない」っていうのを見かけた事があったので、きれいな曲で浄化させられたのはよかったなぁ~と。なんか安堵した曲でもある(誰目線)。
そして「白夜」。イントロや随所に散らばるキラキラしたギターフレーズがきれいで涙腺に追い打ちをかける。頭の【おはよう 秘密の部屋】だけで『進撃の巨人』ストーリーを想起できる。何が起きても静かに希望を目指して歩くしかないんだ。
この曲に限らず、自分はこういうcinema staffの曲に弱い。何度でも這い上がるし、這い上がれる希望をくれるのがcinema staffっぽさ。
●「極夜」「storyflow」「白夜」

混ざっていけよ!!!!

泣かなかった理由が、この後に「great escape」歌ったからなんだけど笑。「混ざっていけよ( ゚Д゚)」って言われたら涙は振り切るよね、そりゃ笑。これも初めて彼らに会った時に聴いた曲なのでいろいろ思い出す。
「3.28」はみんなで歌う箇所があるのだけれど、当然歌えないからその間はずっと手を挙げて応える。改めて聴いて【青い誇りをそっと 燃える想いをぎゅっと】ってめちゃめちゃcinemaっぽい歌詞だなと。
早くみんなで歌いたい、愛だけを。早くみんなで纏いたい、春の陽を。
●「3.28」

奇跡でしかなかったです

アンコールMCは瑞規さんがとにかく話したくて仕方がなかった「M-1」について。久野さん、辻さんも交えてライブ数分前まで楽屋で喋っていたのだとか。ハマったセリフを連呼する瑞規さん。今なんの時間なのかわからなくなってお腹痛かったわ。そんな様子をやや冷めた目で眺める三島さん。

瑞「三島も(会話に)入ってくればよかったじゃん!」
三「いや、俺は最近ラジオとか聴き始めたくらいの素人だから…」
ぱ「(そんな控えめな三島さんも好きだ( ゚Д゚)ノグッ」

MCでの瑞規さんはライブ中にズレたコンタクトをお客の方を向いたまま直したりと、なかなか自由だった。「お客になに見せつけてんの!」って怒られてたな笑。静岡は東京から近いのでほぼ日帰りスケジュールとの事。そんな中でも、必ず静岡おでんを食べるとも話していました。
あれ?瑞規さんってこんな感じだったっけ笑?
最後には「好きなモノがひとつでもあれば、生きていける」という感じのMCで締めくくってくれた。いい歌を聴かせてくれてありがとう。たくさん笑わせてくれてありがとう。
そしてアンコールで歌われたのが「奇跡」。最新アルバムのツアーではあるんだけれど、正直、この曲がいちばんテンション上がったノ( ゚Д゚)ノ
自分はもちろん、周囲もいちばん軽快に体が動いていたように感じた。
この曲の前って三島さんが「奇跡はいらない!」って言うんだけれど(そういう歌詞がある)、この日ばかりは奇跡が起こってよかったと思ったよ。
●「奇跡」

この曲とは反してしまうのだけれど、自分は何か理由があったからこそ、チケットを譲ってもらえて、cinema staffと再会できたと思いたい。追いかけ方は時間と共に変わってしまうけれど、FCにも入会したし、少しでも希望を分け合えたらいいな。また静岡に来てください(=゚ω゚)ノ

▼セットリスト(曲名不安だったので落ちてたの拝借)▼
1.海底
2.I melted into the Void
3.OCEAN
4.若者たち
5.リバーシ
6.動脈
7.dawnrider
8.Name of Love
9.fiery
10.さらば楽園よ
11.TOKYO DISCORDER
12.雨の日のヒストリア
13.極夜
14.storyflow
15.白夜
16.great escape
17.3.28
18.はじまりの場所
アンコール
1.奇跡

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