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サンリオ 辻信太郎さん

株式会社サンリオ社長 辻信太郎さん著書の「これがサンリオの秘密です」 を読んでハローキティーちゃんのブランドに関わる背景が少しわかりました。2000年3月14日初版第1刷 株式会社扶桑社発行の書籍です。

辻信太郎会長が一代で築かれたミッキーマウスに匹敵するハローキティのキャラクターは今や全世界に浸透してきています。

[石の上にも10年]という序に代えての章から始まるこの書籍は辻会長の波乱万丈な人生とサンリオの由来、ハローキティーちゃんのキャラクターの誕生から、2000年当時の状況までが書かれています。すべての章を読み終えて振り返ってみますと、各章すべてが辻社長の実体験として生々しく書かれています。自分がビジネスで苦しい時の状況なども書かれたりしていますが成功するためのヒントもたくさん書かれています。「われ絶望の淵より」という序章で著作権ビジネスの開花ということで説明されています。


 苦しみに耐えられた当時の10年間では1日1日を身体を使って働き、当たり前のことを当たり前に処理されてきた中で[神風]が吹いたということです。がこれは「神風」を呼び込んだのだと思います。 また大腸に悪性腫瘍が発見されたことで逆に、このことがきっかけで退院後は我が道を歩んでいくきっかけとなられたようです。余談になりますが、このことは同じように自身も42歳の時に胃がんが発見されたのですが初期(1)ステージであったこととすぐに対応してもらったこともありすぐに手術をしてもらい無事なきを得ました。 最初に発見してくれた先生にも、その先生が紹介してくれた総合病院の手術執刀先生、スタッフさんにも今となっては大変感謝しています。同様に退院後は健康に留意しながら業務に復帰したことを記憶しています。

 ハローキティちゃんのブランド化に関してビジネスを構築していく話で、無から有を作り上げていくことであります。立ち上げから現在に至るまでにいろいろな試行錯誤をされていたことがわかります。売れるか売れないかわからないキャラクターやブランドを立ち上げて育てていくことのむつかしさや時間とコストが当然かかっていくことであり、また確立した際にはビジネスにおいては重要な意味を持つので、これをビジネスのテーマにおかれたのは自身の努力と執念と実行力の賜物であると思います。さて今は2022年ですが、売上金額の流れを見ると、この書籍が出ている2000年の時が最高の売り上げであったように思いますが、現在売り上げが下降気味なのは会社創立から成長してピークに達したタイミングからの下降線をたどるのかさらに成長する段階なのか、どのような理由があるのかも自身としては興味があるところです。
 

経営陣の問題なのか、キャラクター自身が一通り一巡して落ち着き、他のキャラクターも沢山出てきているのでそれらにもっていかれているのか、他の理由か知りたいところです。自前のショップ、施設で客寄せをすることはいい時とそうでないときがあるように感じます。今売り上げをあげげようとするときにほかの手段とか他の媒体とコラボをもっと増やしていくこともいいのではないかと感じています。


いま私の住んでいる大阪の枚方(ひらかた)に枚方パークという遊園地があり、自分が子供の時も、自分の子どもの時も大変お世話になった遊園地です。今もいろいろなイベントを考えて集客をしています。有名なところではV6岡田准一さんの出身地であり、本遊園地も岡田さんとコラボして集客を図られています。


100年以上の歴史をもち、USJと人気を2分する関西屈指の遊園地。スリル満点のコースターやフリーフォールなどの絶叫系から、観覧車やアスレチックなど子供から大人まで楽しめる40種のアトラクションがあります。動物ふれあい広場やローズガーデンもお勧め。夏季にはプール、冬季にはスケートや雪遊び、イルミネーションなど季節ごとのイベントも充実。関西地域ではテレビコマーシャルも流しています。昔は菊人形(展)が有名で毎年菊の花を使った人形を作ったり、上手に育てられた菊の花の品評会、表彰もあったりして会場のイベントとしてありましたが年々他のイベントがメインとなり、今はなくなったので残念です。  

話しを戻し、グローバルであるが故のハローキティちゃんのステイタスを国内の遊園地、例えばひらかたパークとコラボすれば何かが生まれたり、集客もできたりして両方がWIN WIN の対応にならないかなと勝手に考えたりしています。また最近人気のあるSCRAP社のリアル脱出ゲームなどともコラボしてハローキティーちゃんの用のリアル脱出ゲームをつくればまだまだハローキティ―ちゃんのキャラクタービジネスは伸びると感じています。有名になりすぎたハローキティ―ちゃんのキャラクタービジネスを復活させるためにも今のキャラクター関係のビジネスとのコラボが売上増のキーとなるのではないでしょうか。

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