見出し画像

『工作機械ヤマザキザック100年』そんな無茶なぁ

 今回は、日常では表に出てきにくいに製造業の縁の下の力持ちという言葉がピッタシ合う工作機械のメーカーの本を紹介致します。

 『Mother Machine 工作機械で世界に挑み続けたマザックの100年』というタイトルで2020年6月30日 題1刷 著者 神館和典 (株)幻冬舎メディアコンサルティング発行の書籍です。

 本書ですが初代社長山崎定吉の裸一貫の創業から始まり、米国市場の開拓をはじめ苦労されながら前に進み、成長されていったことが書かれていました。現在の社長は4代目でおられさらなる形で業界を牽引しておられます。特に私が「すごい」と思ったのは奥山清行氏(イタリア人を省いて、初めてフェラーリをデザインされた方)とコラボしてデザイン改革をし、イタリアのミラノの工作機械展示会でおひろめされたました。

https://www.kenokuyamadesign.com

 マザック(ヤマザキマザック)以外にも老舗の工作機械メーカーは、たくさんありますが、積極的に技術と価格を海外市場に発信していったというところは、すごいことだと思います。読むにつれて、マザックは、紆余曲折でいろいろな危機や荒波を乗り越えてこられた工作機械メーカーであることがわかりました。いろいろ学べましたが、特にマザックが挑戦してきた歴史がわかったことで、挑戦していく勇気をもらえたように思います。

 私事ですが、当時工作機械(ホーニングマシン)の海外営業担当である韓国の金型メーカーを顧客を訪問した際に、マザックの工作機械の対応に大変忙しくされていた場面を思い出します。比較をすることはできませんがその差は歴然としており、そのスケールの大きさに圧倒されたものでした。「くそぉお~」と思ったを記憶がよみがえります。笑笑笑

プロローグより、岐阜県美濃加茂市の緑多き丘陵地にガラス張りのピラミッド型の建物がぽつんとあります。2019年11月に開設された「ヤマザキマザック工作機械博物館」です。過去の創業者から現在までのマザック(ヤマザキマザック)のあせとあぶらの結晶の集大成を展示したものだそうです。普段お目にかかれない博物館に足を運んで見学するのも、業界の方たちだけでなく、一般の方の訪問見学も、工作機械の技術と価格と多く挑戦し続けてきたマザックに触れることは、あたらしい発見や機械技術に親しむ楽しみもいいものではないかなと思ったりします。

未だ訪問できていませんのでどなたか見学に行かれた方があれば雰囲気や情報、トピックスををお知らせ頂ければありがたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?