見出し画像

時間を未来から流す|過去から自由になる方法


こんにちは、長箸麻由です。
今日は「時間は未来から現在、過去へ流れる」というお話をしたいと思います。

何の話??と思われるかもしれませんが、これは私が学んでいる苫米地式コーチングのコーチング理論ではとても大切な考えです。
コーチングに興味のない方にも、知っておいて損はないお話なのでお時間があったら是非チラ読みしていただきたく。

「時間は過去→現在→未来へ流れている」は本当なのか?

「時間」は過去から現在、そして未来へと流れているというのが一般的な感覚だと思います。
「勉強しなさい、さもないといい学校に入れませんよ」
「あの時にあの株を買っていれば、今ごろ大儲けしていたのに」
こんな風に、過去の経験や行動が未来につながっている、という感覚には確かに馴染みがあります。0歳から1つずつ順番に年齢を重ねて今に至るわけで、1歳のあと52歳、次が14歳で…なんていう歳の取り方はしませんから、過去から現在、未来、という感覚が身についているのも不思議ではありません。

でも、ちょっと考えてみましょう。
例えば今この文章を読んでいる時間。それは1時間後には過去になっていますよね?現在が、時間が流れて過去になったんですよね。
私は今この文章を書きながら、頭の片隅で1時間後にはお米を炊こう、と思っています。それが1時間経って現在になったら、私はお米を研いでいると思います。そこからまた一時間経つと、お米を研いだことは過去になっているでしょう。お米を研ごう→研いでいる→研いだ、の順です。未来「こうしよう」と決めたことが、そのタイミングが来たら叶うわけです。
…別に時間って、過去から流れてませんよね?? 
未来から流れてくるとも言えませんか?

正直どっちでもいい

…という言い方をすると急に投げやりに感じられるかもしれませんが。笑

時間が過去から流れるか、未来から流れるか。
これは実はどちらも正しくはなくて、「時間は流れていない」というのが正解なのだそうです。時間には「プランク時間」という最小単位(人間が到底認知できないほどの短さです)があり、実は細切れであることが分かっています。細切れの時間を記憶の連続性でつなぎ合わせたものが、私たちが認識している「時間」なのだそうです。
そもそもバラバラのものをつなぎ合わせるときに未来から続いていると考えようと、過去から続いていると考えようと、どちらでもいいと思いません?所詮、細切れでつながってないんですから。
というわけでどちらでも良いのです。
つまり、どちらにするかは自由に選んでよいのです。

未来から時間が流れたときに起こること

とはいえ、多くの方が過去から未来へ時間が流れていく世界に慣れ親しんできたかと思うので、未来から時間が流れるといってもピンとこないかもしれません。
未来から時間が流れたら何が起こると思いますか?
それは、過去から解放されるということです。何故なら過去はもう、ただ離れていくだけのことだからです。

良い記憶であれ悪い記憶であれ、過去に縛られている人は多いと思います。
でも、ちょっと考えてみてください。

いまだかつて過去が再び訪れたことはないんです。
(「ループもの」のSF小説や映画の話でない限り。)

「似た状況」であったとしても、タイミングも状況も必ず違うはずです。少なくとも現実は「ループもの」ではないので「同じ時間」が再びやってくることはないはずです。
※もし読者で現在ループ中の方がいらっしゃったら、すみません。。

もっと大きなスケールで言ってしまうならば、「同じ場所」だと思っても、地球が太陽を公転し、太陽系もまた天の川銀河を周回(2億年で1周)していることを考えると、宇宙の座標は絶対に違います。
また「同じ相手」だと思っても、人間は一日で1兆個の細胞が新しく入れ替わると言われていますし、「全く同じ」ということはあり得ないでしょう。もちろん自分自身だって昨日の自分とは違います。一瞬前の自分とも違うのです。
時間を未来から流したら、未来→現在→過去…と、過去はただ過ぎ去って離れていくだけのものになります。二度と再び訪れることはありません。
つまり、過去は未来には関係ないということになるのです。

「過去」だけでなく「現在」も未来には関係ない

ちなみ「過去」だけでなく「現在」も関係ありません。何故なら「現在」も一瞬後には過去ですから。先ほどプランク時間の話をしましたが、この時間の最小単位は、五感で感じた情報が脳へ届くよりも短い時間です。つまり、「見た」「聞いた」と思った瞬間に、それは過去なのです。

さぁ、大変なことになってきました…。(と私は思うのですが。笑)
なんと、私たちの未来には、過去だけでなく「現在」も関係ないのです。過去の経験もスキルも、現在のリソース(時間やお金)も関係ないということです。
…急に自分がふわふわした存在に思えてきませんか? 足元がぐらぐらするような。過去と現在をよりどころにしていたのに、ふいにその重要度が下がってきたような感じ…。
過去でなく現在でもないなら、何をよりどころにすればよいのか。

そう、それは「未来」なのです。

未来とは何か。どんな未来を選択するか

今まで自分の将来像を考えるときは、達成可能であろうタスクを積み上げて、これなら到達できるはず、という目標を設定していませんでしたか?
今までの自分がどうだったか、親や先生の評価、偏差値、テレビに出ていた専門家の言葉、会社のルール、世の中の常識、などなど。それらをまとめ上げて作った世界観で、実現可能と思われる未来を見ていませんでしたか?

こういった目標設定は、過去を基準にしています。
過去は未来に関係ないとなると、この目標設定の考え方は的外れだということが分かると思います。もしどうしても自分のこれまでの経験値をもとに未来を設計してしまう、というのであれば、それはまだ過去から時間が流れているということです。

未来は文字通り「未だ来ていない」時間です。
どんな未来でも選択することができます。

…というとちょっと唐突でしょうか?
でももしあなたが本当に叶えたい未来があるのなら、その未来を生きること考えてみませんか。まずは試し想像するだけでも。
過去から積み上げた未来でも、もちろん構わないと思います。でも、一度きりの人生、どうせなら自分が心から望む最高の未来を選択してみるのはいかがでしょう。

真っ新の未来を好きに創造する

時間を未来から流せば、心から望む未来を選択することは意外と難しいことではありません。
何故なら、過去から自由ということは、脈絡がなくて良いということだからです。唐突に真っ新の未来に、自分が本当にやりたいことをやっている自分の姿を創造(ゴール設定)してしまえばいいのです。
とんでもなく幸せで誇らしい、喜びに満ちた未来を打ち立ててしまって良いのです。
人に言わなければ否定されることもありません。(相手がドリームキラーになってしまうので、誰にも言わないでくださいね)

ここまで時間の流れ方についてお話してきました。
未来からなのか、過去からなのか。いや、そもそも時間は細切れで、つながってないのでしたね。
結局時間の流れは自分の見方次第です。自由に選択して良いのです。

あなたの時間、試しに未来から流してみませんか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?