雨の日の猫とおばさんの日常
飼い主の読書スペースでくつろぐ猫
これから読む本を4冊。
神戸らしい紙袋のブックカバーで読書スペースに置いて台所へ立ち
アイスコーヒーを片手に戻ってくると
いつの間にかそこで、愛猫がくつろいでいる。
私の「紙の本派への出戻り」を祝うかのように
鯛まで持って来ているとは。
猫じゃらしで誘って「どいてくださいな」とお願いするも不承。
うちの仔は、なかなかしぶとい居座り猫なのだ。
猫は飼い主が座っていたところに座る習性があるらしい。
飼い主の匂いが好きだとか
居心地の良い場所だと思って座りたがるとか
色々な説がある。
ときどき、マウンティングされているんじゃないかと思う。
「私がここに座るんだから、あんたはあっちに行きにゃさいよ」みたいな。
あれこれと手を尽くしてどいてもらった後も
クッションを背に足を投げ出して本を読んでいると
膝の上に載ってくつろぐ。
クッションを枕に腹ばいになって本を読んでいると
背中で丸くなる。
それをどけて仰向けになって本を読んでいると
お腹の上に座って尻尾を舐め始める。
猫に愛されているのは嬉しいけれど
正直なところその愛は結構、重たい。
重たいけれど、これがなかなかに心地よい。
今日のおやつ:モロゾフのファヤージュ
さて
降り続く雨で蒸し暑くなり、湿度計が70%を超えたので
エアコンを除湿にしたら部屋の温度が下がって来た。
うちの仔は、こうなるとするりと和室へ逃げていく。
どうやら、温かい(というより暑い)部屋の方が好きらしい。
私は涼しい部屋が好きだし
涼しい部屋で淹れたての珈琲を飲むのも好き。
さて、今日のおやつはモロゾフのファヤージュ。
発売は1986年、初めての出会いは誰かの出張のお土産だった。
パリッとしてて程よく甘く、美味しい。
木の葉のカタチもおしゃれで
空き缶を大切な手紙入れにしていたのも甘い思い出。
(今となってはイタイ思い出というべきか)
昔から好きなお菓子だけど、神戸に来て更に好きになった。
なぜだろう。
パリッと感が九州で買う時と全然違う(気がする)のだ。
別の老舗のお菓子を食べた時も同じことを思った。
不思議なことに風味が違う、ビックリするほどに。
気のせいかしら、気のせいかしら、気のせいかしら。