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復職日記・その後 

復帰してから約1年経った。
クリニックの先生や心理士からは、1年くらいは調子が不安定なので、あまり心配し過ぎない、あるいは過信しないように(意訳)と言われた。
とはいえ、それがどのような状態かは、休職が初めてなので復職も初めてであり、想像がつかなかった。
昨年に約半年休職、復帰して1年の振り返りをしようと思う。

「戻る」ではなく「付き合う」ということ

復職が出来たからといって、風邪のように一気に元に戻らないのは、今ならわかるが、当時は数か月くらいで元に戻ると思っていた。
「元に戻る」と思うのも、止めた方がいい。短くても1年~数年かけて、正しく精神的にも体力的にもトレーニングできれば、概ね近づけても「元に戻る」ことは無いと思う。
つまりそれなりに付き合って行く部分が残るということだ。

休職中の体力の低下に伴う疲れやすさに加え、しばらく動かしていない筋力(対人折衝や脳みその使い方を含む)を使うと、フル稼働状態になりやすく、状況次第で脳疲労状況がしばしば出てくる。
寝て治るとはいえ、しばらく頭が働かず、昼間に眠たい状況が続く。それを繰り返して短い回復スパンになれば、よい方向に向かっているように思う。

もちろん、休職となるまでにどのくらいのダメージだったのか、年齢や基礎体力をどれくらい持っているかで、その期間の違いはある。体力があり若いと概ね早いのだろうけど、私はアラフィフなので、そうはいかないことをしみじみ感じている。

回復のバロメーター

回復状態の状態以外のバロメーターといえば、本を集中して読めることや、やりたいことやしたいことが湧いてきて、それを実行できるということだと思っている。加えてそれが難なく続けられる、ということでもある。

どこかに行きたい、~したい、は定期的に出てくるが、大抵はそれを実行したあと、体力を使い果たしてしまって、半日寝込むだったり、何もしたくないに戻った。へたった充電池という表現がぴったりくる。

なので、一週間ちゃんと出勤出来て、8時間とちょっと働けて、休日出かけられる。そして次の週に疲労感を持ち越していない、を続けられている状態になるには、道のりが険しい。

復帰直後すぐ体力づくりを考えるが、実際に強度を上げると、その後の影響が大きいことに気付く。例えば半日街をぶらつくと、次の日は半日寝込む感じなので、それ以上の負荷をかけて鍛えるのは、時期尚早なのである。

そして今

5~6月の通勤(1日約7000歩+電車)で結構鍛えられたと思う。通勤は、それなりに基礎体力づくりになり、休日はしっかり休むことが案外近道だったような。

CBTも途中伸び悩んで、色んな自信が無くて次のステップに向かえなかった。ただ、ぐるぐる思考状態は、比較的客観視できるようになった。
引き続き別のカウンセリングは受けているが、心理系の学習もしていきたいなと思っている。

今月からリモートワークに変わったことと、夏のこの暑さも相まって、「やる気が起きない」をどう乗りこなすかが課題になっている。
普通の状態でもモチベーションを高めることすら怪しいのに、復帰の人間にはそこだけに頼るのは良くない、ながらで鍛えられる仕組みをいかにつくれるのが近道なんだけれど。
再度大学図書館に行く日を作ろうと思って、先日覗いてみたが試験前なのか結構学生で席が埋まっていた。むむむ。

他にはyoutube宅トレの自重系筋トレとストレッチ系を始めている。股関節がかなり固くなっている…、腰痛の原因にもなるので、意識しておく。

継続は力なり、を改めて書いておこう。だらけたり、忘れがちなので。

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