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「時空の歩き方」会場1:旧魚の町団地

長崎ビンテージビルヂングと長崎県の共催「時空の歩き方」に参加することが出来た。
会場1:旧魚の町団地
会場2:旧長崎警察署
の2カ所を見学出来るというものだった。

旧魚の町団地では4部屋の展示部屋と、屋上、地下室を見ることが出来た。

外観
昭和23年に建てられた団地。
戦後に建てられた公営住宅としては最も古いものの1つであり、かなり貴重な建築だ。

110号室 まいにち長崎
あの頃の、ボクの部屋

101号室には昭和の部屋が完成していた。

一目で昭和と分かるペンダント照明。
この照明を見た人々が「懐かしい~昔こんな感じのあった~」「うわぁ、昭和だあ」と言うのが聞こえた。

102号室 オカズイシグロ
寒ざらしの振る舞いと展示

102号室

カズオ・イシグロさんの作品の楽しみ方を展示している部屋になっており、
団地から連想した《寒ざらし》をいただいた。
シロップにハチミツとびわを漬け込んだ洋酒がちょっとだけ入っており、甘くほんのり大人な《寒ざらし》になっていた。
カズオ・イシグロ作品未読だったが、これを機に読もうと決めた。

102号室内

部屋の扉

浴室は後から増築されたもので、部屋から一度外に出る必要がある構造になっていた。
当時は子どもをお風呂に入れるのも大変だったらしい。

地下へは、ヘルメットの装着が必要になっていた。
通路の天井は所々低いところがあり、2回頭をぶつけたのでヘルメットは必須だと感じた。
当時団地を利用していた人々は毎回ヘルメットを装着していたのだろうか、横着して頭を打った人もいそうだ。
地下は真っ暗で写真は撮ることが出来ず、かろうじて外の光が入る部分を撮影することが出来た。
懐中電灯を渡され暗闇を歩く時間はゲームの中に入り込んだようで楽しかった。

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