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街灯を求めて東京上野へ 二重橋飾電燈
上野といえば、パンダであるが、
私の場合は上野に行く理由も街灯である。
愛知にある博物館明治村。
そこにある、二重橋飾電燈をTwitter、今のXに投稿したのがきっかけだ。
二重橋飾電燈は、細部の装飾までこだわり抜かれた豪華な街灯だ。
ここまでの装飾されたものを街灯と呼ぶよりも、たしかに飾電燈(かざりでんとう)と呼ぶ方がしっくりくる。
![](https://assets.st-note.com/img/1697029196873-vygq59Jm5H.jpg?width=800)
その写真を、Twitter、Xに載せたところ、フォロワーの方から面白い情報を頂いた。
愛知県、犬山市、博物館明治村の二重橋飾電燈。
— Mei 街角の照明 (@m_light_00) September 27, 2023
Inuyama , Aichi#犬山市街灯#街灯探し pic.twitter.com/clWDztTJYx
藝大のとかなり近しい出自かしら。 pic.twitter.com/g4fBwZNVCO
— 丑三 (@370Nabe) September 29, 2023
フォロワーさんの送ってくれた写真は、明治村のものと、かなり似ている。
気になる、これは確かめずにはいられない。
ちょうど東京に行く予定があったので、そこで上野にある東京藝術大学へ行ってみることにした。
東京、上野
10月なのに桜が咲いている不思議な街だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1697029209916-2iqxP6TF3k.jpg?width=800)
東京藝術大学の陳列館の前に、それはあった。
![](https://assets.st-note.com/img/1697029219426-rhBQcTRSVz.jpg?width=800)
近くの台座部分を見てみると、「皇居二重橋飾燈及橋欄」の文字がある。
明治村にあるものと同じ、あの二重橋飾電燈だ。
![](https://assets.st-note.com/img/1697029234250-TW4Edmg0mV.jpg?width=800)
全文はこちら。
皇居二重橋飾燈及橋欄
この飾燈および橋欄は明治十九年(1886年)に当時の宮内省がドイツのハーコート会社に注文同二十一年(1888年)に竣工したものである
新宮殿造営(本学吉村教授設計)に伴い二重橋かけ替工事の為 旧飾燈(四基の内一基)および旧橋欄四枚を 宮内庁から移管を受けこの場所に設置したものである
飾燈 高さ 五・一〇米
橋欄 巾 二・〇〇米
尚現在この二重橋・飾燈・橋欄は昭和三十七年(1962年)に内藤春治名誉教授の意匠設計及原型製作にかゝるものである
昭和五十六年 十月
東京藝術大学
飾燈 高さ 五・一〇米
……なんで米?と思ったら、メートルの漢字だった。
そういや㎡のことを平米(へいべい)って言うなあ。
二重橋飾電燈の1基が明治村にある理由は、明治時代に作られたものだからだろうが、東京藝術大学になぜ1基あるのか、来るまでわからなかった。
台座の説明を読むと、二重橋および新宮殿造営が、東京藝術大学に関係のある人物が関わっているとのことで、それにより二重橋飾電燈1基が大学内に建てられたであろうことが分かった。
二重橋飾電燈は全部で4基あったとのこと。
残り2基も、もしかしたらどこかに飾られているのかもしれない。
おまけ
上野動物園でパンダは見れなかったものの、パンダ焼き楽しんだ。
可愛い&美味しかった、また食べたい。
![](https://assets.st-note.com/img/1697029306718-d4jdvflmTA.jpg?width=800)
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