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デスク周りの在庫回転率は週間100%にすると良い(仕事が捗る部屋片づけ.006)

こんにちは。捨てない整理収納アドバイザーの米田まりなです。前回の記事では、「デスクの上はデフォルトをゼロにする」というルールについてお話しました。今回はデスク周りについて、お話したいと思います。

ここでも写真撮影をしましょう。デスク周りの写真を撮ってみてください。

デスク周りの定義は、デスクを起点に、半径1メートル(=大股で一歩程度)の範囲を指します。そこに写っているモノのうち、「今週1回も使っていない」モノの数は、何個ありますか?
多すぎて数えられないという方…… その状態、非効率です!

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流通業で用いられる「在庫回転率」は、「対象期間中に、在庫商品が何回転したか」を示す指標です。これを片づけにも応用してみます。

デスク周りに置かれるモノの1週間あたりの在庫回転率を100%にしましょう。「在庫回転率を正確に測定するなんて、面倒くさいよ… 」なんて思った方、

「週に1回以上使うモノしか、デスク周りには置かない。

このルールだけ、守れば良いんです!!

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机の上には何も置きません。週に一度以上使うものは、机の周りにおいています。前回記事でお伝えした「デスクの上は基本をゼロにする」というルールを実現するには、デスク周りに置くカラーボックスが必要不可欠です。
PC・書類・文房具といった作業道具はデスクではなくカラーボックスに、使用頻度別に定位置を決めましょう。
こうすることで、作業開始と同時に、スピーディーに必要なモノを出すことができ、作業終了時にまたサッと戻すことができます。

在庫回転率を高めることによる効果を説明します。
あなたが取り組むすべての作業は、50m走のように、ゴールに向かって一本道を走るように進みます。「使わないモノが使うモノの手前にある状態」は、50m走の途中にハードルが立っているようなものです。ハードルが2本・3本と増えていくと、ゴールに到達する時間が長くなるだけでなく、そもそも走り始めること自体、面倒に感じてしまうこともあります。

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沢山のモノが乱立するなかから、1つのモノを選ぶのには、目と神経を使います。50m走の道が複数に分岐していたら、どうしても減速せざるをえないですよね。

かといって、デスク周りにモノがまったくない状態も、かえって無駄な移動が増え非効率です。作業中に鼻をかんで、ゴミ箱が近くになければ、席を立ってごみ箱に向かうあいだに作業が中断されてしまいます。この場合、ごみ箱は使用頻度が高いのでデスク近くに配置すればいいだけの話です。男性の腕の長さは73cm、女性は67cmが平均とされています。1m以内に必要なものを配置すれば、手を伸ばすか、軽く腰をあげるだけで出し入れできるので、作業が中断されませんね。

今週の作業中に使うモノは、半径1m以内に、定位置を定める。
それ以外のモノは、半径1mより外のエリアに アーカイブする。

この工夫で、デスクでの作業は、驚くほど心地よくなります。

洋服を衣替えするように、デスク周りも定期的に衣替えをしましょう。終わったプロジェクトの書類や、最近使っていないガジェット、デスク周りに置きっ放しにしていませんか?月1回、月末のタイミングで、「今月一度も触らなかったものがないか?」点検しましょう。

読んでいただきありがとうございました!! 次回記事では、少し趣向を変えて「戦略的に散らかす」方法についてお伝えしようと思います。よろしければぜひ、フォローをお願いします✨

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