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スピッツの「君」と「僕」の曲は転生して全部繋がっている説/ i-O(修理のうた)歌詞解釈

NEWアルバムが発売されて待ちに待った全国ツアーもはじまり、久しぶりに妄想とオタク特有の早口語りを投下しにきた。

▼FCに入ったよ

サンセットもロックロックもご用意されず、FC限定ライブも非会員のため、NEW MIKKE以来なんのライブにも参加していなかった。
だから今回はとうとうFC、スピッツベルゲンに入った。モバイル会員にもなった。

ただあんまり深入りしすぎると自分のキャパ的に他の好きなものが入る隙間なくなりそうだし、あんまり情報得ずに好きに妄想楽しみたいので
課金だけはしつつ情報収集あんまりせずに、引き続き音源とライブをゆるく追うオタで居たいなと思っている。

▼初めて関東のチケご用意されたよ

最速先行のベルゲン枠で初めて関東圏のチケットがご用意された。遠征しなくていいスピッツのライブなんて初めてだ。
交通費浮くぶんグッズに積みますありがとう。ばちくそ可愛いタオルは2枚買っちゃう。

今回参加するのは3公演。
今月末の札幌遠征のために休みを確保すべく、全力で仕事を巻き進行している。

▼歌詞解釈オタク歓喜の歌

❗️あくまで個人的な解釈です

一番最近のアルバムの「♪見っけ」の歌詞に
「人間になんないでくり返す物語ついに場外へ」
…という言葉が綴られている。

いったい場外が何を指すのか、
それを考えるだけでわくわくする。

ずっと色んな生き物に生まれ変わってきた世界観が、次は何に変わるのか。人間になるのか。
それとももっと、生き物の概念も超えて
水とか土とか空気にでもなってしまうのか。

マサムネワールドはこれからどこへいくのか。

2年前に書いたやつ

これの答えが今回のNEWアルバム『ひみつスタジオ』の1曲目に収録されている『i-O(修理のうた)』なのではないか。むしろそれ以外の解釈あるんか?

場外とはつまり、今回のスピッツくんはロボットとして生まれ変わって「君」とまた巡り合ったというわけだ。
なんてこった、やられた。尊死案件だ。

本気でどこかの文豪と手を組んでこのスピッツくん「僕」と「君」のくり返す巡り合いの物語を小説にしてほしい。もちろん完璧なプロットに沿って草野正宗氏監修のもとで。

…そう思いつつもやっぱり、詳しい事は当事者である2人だけの秘密のままな方が素敵な物語な気もするので、今のままでいいとも思う。

このスピッツくんの物語シリーズの新刊を待ち侘びるかのような気持ちで、新曲を待ちわびていた。
スピッツの楽曲は本一冊読んだ後くらい妄想が捗る。感情の宝箱みたいな言葉選びがぎゅっと1曲ぶんの歌詞に濃縮されている。

▼改めて歌詞を確認

前回のアルバム1曲目『見っけ』
今回のアルバム1曲目『i-O(修理のうた)』

ほらぁやっぱり転生じゃん!!!!
1曲目で揃えてくるんだもんそれしかないじゃん。


▼わたしなりの『i-O(修理のうた)』解釈

・僕=ロボ、君=開発者or整備士として再会
・この曲の時点では君は先に亡くなってる
・今生での出会いを思い返している
・地球が滅びる系の未来?が舞台っぽい

「坂の途中」「ロンリーが終わる時」とかこまごま僕の「死」を感じさせつつ、死んだらまた君に会えるよね的な解釈の物語。

荒廃した地球かどこかの星で「君」と2人きりで暮らしてきた今作の主人公スピッツくん(ロボi-O)。
だけど人間である「君」は先に旅立ってしまう。
「君」とまた出会えたこと、一緒に過ごした日々を思い出すと、今も僕の心は温かくなる。

「君」との今生の記憶をかみしめながら、なんとか自力で修理してきたけどそろそろ活動限界が来そうなロボ・i-Oくん。

「ハレの日」は死ぬ日。
また「君」と再会出来る瞬間。

だからこそ死ぬ前に自分で少しでも修理して見栄えをよくして、再会(死)を迎えようとしている。
「可愛くありたい」のはきっと「君」が生きてた頃にたくさんたくさん、その言葉をかけてくれたから。


いつも通り死=再生でありまた会える喜び&幸せである的な、前向きさを感じさせる主人公スピッツくん。

もうだめだ、えもすぎる。


▼アルバムジャケットについて

今までジャケットに登場した女性モデルは、目が隠れていたり、見えにくかったり、カメラ目線ではなかったり…が多かった。
それに対して今回のアルバムは、ツナギ姿の女性がi-Oくんと並んで笑顔で正面向いている。

Twitterでちらほらこのジャケについて、ナンカチガウ的な感想を言う人を見かけたが、わたし的には解釈一致だ。

だって「君」が生きてた頃に、「君」と「僕」ふたり一緒に仲良く撮った記念写真だもの。
「僕」が死ぬ間際に思い出す「君」の1番の笑顔。
それがこの記念写真であるジャケ絵。

それ以外ないやろ。あるなら誰か教えてくれ。
『i-O(修理のうた)』の尊さの全てが詰まった完璧なジャケット写真だと思う。

死んでまた「君」と再会したら黄色い光に包まれるんだよ!!またこの写真を撮った日みたいに2人で笑顔で会えるんだよ!!!


この曲単体でしか捉えないと「なんだよくあるイイハナシ系の歌かよ」って、よう知らん人は思うだろう。

でも違うんよ。
スピッツくんは今まで出してきた曲の中で何度も「君」に再会してはまた別れ、次にまた会える日を楽しみに死をむかえているんよ。

別れに絶望しない、別れは自然なこと。
受け入れて、また会える日を楽しみに、今自分が思う気持ちを大切に、今できる事をする。

相手が自分をどう思っているかには執着せず、ただ「君」と出会えた幸せ、「君」がかけてくれた言葉をかみしめる。


今生のスピッツくんも幸せそうで本当に良かった。

そんな繊細で美しいスーパーポジティブ男スピッツくんの純愛転生物語の新作を、これからも楽しみにしています。

早くライブ行きたい٩( ᐛ )و