約束さ

FALL TOURのハナシ。

今回は4ヶ所だったので夢の全通達成です。やったー。
いつかはもっと規模の大きな全国ツアーを全部回ってみたいもんです。いつか。

2019.09.19＠NHK大阪ホール

久々のホールはデビュー記念日。
サイド3列目の通路側だったので、ステージまで遮るものが何もない丸腰状態で、恥ずかしいくらいの近さ。

置いてあるのはアコギだけど何だろうね予想つかないねって話しながら開演、1曲目はChain。その後想うということが続いて、最初から泣かせにかかってくるのか…と。
ランチェロは最近シャッフルでやたらと流れることが多かったので、おぉ！となりました。

全体的には最近の曲が多めで、なおかつマニアックな曲ばかりという印象。
COME ONのアウトロは相変わらずかっこいいし、野音ぶりに聴いたSEAは海の中みたいな照明も相まって、とても美しかった。

22周年という話で、いつもみたいなひねくれたMCで笑いを取った後、「…ありがとうね」ってやさしいトーンで少し小さめに言ったこと、絶対忘れないでおく。

お決まりの「残り6000曲〜！」から始まった真昼、キラキラのイントロで涙がじわっと出た。最近明るい曲がぐっとくるんだよなぁ、前回のツアーもFLYで泣いてたし。

アンコールでArmaを演奏し終わって、「どうも、アリ、ガット、サーン！もう1曲やらしてくれ〜！」と覚醒。この日だからやるのはわかっていたけど、やっぱり嬉しくて、祝福と感謝の気持ちがあふれて、泣けちゃう。
ずっと鳴らしてくれてありがとう。

 

2019.09.26＠中野サンプラザ

大阪と少しだけセットリストが変わって、ロープロの曲多め。
この日はかなり後ろの方だったので、高音がびゅんびゅん飛んできて気持ちよかった。

SEAでゆらゆらと順番に照らされる客席、深くて青い光は海の中みたいで、とても美しかったなぁ…潜水艦の中から海を見たら、こんな感じなんだろうか？
大サビでブレス1つ1つまでくっきりと耳に届いて、たまらなかった。

LAはわりとウケたのにアルバカーキは全然だったから「同じことは言うたらあかんな…」って落ち込んじゃったじゃん田中さん！

— Miki (@m_kaniini) September 26, 2019

長久手でも「今日の天気は…どうですか？」と問いかけて客席をざわっとさせたものの、このくだりはなくなりました(笑)。

2019.09.28＠長久手市文化の家 森のホール

ホール3箇所の中で、この日が1番よかった！
3本目くらいが緊張感がほどよく緩和されてくるのかしらね、演奏する側も観る側も。一体感があってすごくよかったなぁ。

大好きなGlareは毎回涙が出てしまうのだけど、この日は特にアウトロの“約束さ”がぐっときて、顔を歪めて泣いてしまった。

次で最後か…とさみしさを抱えながら帰路についたのでした。

2019.10.01＠EX THEATER ROPPONGI

ど真ん中から小さく右に1歩、田中の左手の正面というとんでもなくいい位置で堪能した旅のゴール。
曲間で照明が落ちたときにも表情の1つ1つがわりとよく見えて、わたしはギターを持って伏し目になってる田中が好きなので、捉えられて嬉しかった。

今回のツアーはランチェロとGlareの声の伸びが特に感動したから、いつまでも耳に残ればいいのにな。

SEAを演奏する姿をあんな間近で見たら、本当に鼻血が出るんじゃないかと思ったね…アップでゆっくりさらっと鳴らしたり、Cメロでガーっとかき鳴らしたり、とっておきたい瞬間が多すぎた。
勲氏、アウトロを毎回少しずつ変えていたけど、この日が1番好きだったなぁ。

Gokの最後、いつもは前に出ても返しの横辺りだけど、この日は返しをぐるっと回り込むようにどんどん出てきてくれて、わたしの真正面の位置であのソロを弾いてくれたの、かっこよすぎて心臓止まりそうだった…！

アンコールで出てきて青テレだったからスロウかと思ったら（勲氏がアコギなの見てなかった）覚醒だったので勝手に不意打ちな気分。サビで真っ赤なステージに田中だけがそのままの色で照らされる姿、よかったなぁ。
Armaを演奏し終わって、ギター降ろさないからこのままもう1曲？と思って見ていたら、弾き始めたのはHOPEのイントロ。
1年前、東京に転勤してきて初めて出勤する朝、HOPEを聴いたっけなぁ。
“意識していたいのさ
やっぱりいつも期待背負って
言えずに今日も晴れていたおかしくなるくらい無理すんだ”
そんな日に想いを飛ばしたら泣けて、屈託のない笑顔になった夜でした。

「23周年も祝いに来てくれ〜！」と言われて、今を通過して続いていくことの嬉しさをかみしめた。
どんなに飄々としていたって温度はきちんと感じられて、そのありきたりじゃない優しさが心地いいんだ、我々。

昔の曲はもちろん最近の曲だって、その日その日が最新で1番かっこよくて、この先も柔軟にアップデートされるGRAPEVINEを聴き続けたいなぁと思うのです。
ターム23はどんな風かな、わたしは変わらず自由な解釈で吸い込むよ。

デビュー22周年おめでとうございました。
23年目もどうぞよろしくお願いします。

約束さ、