<経営変革について・・・・ニューノーマルに向けての準備① 「絶対に起きる変革への意識差」の中で何をするか>

(はじめに)
GWが明けて、何となく世間に「収束ムード」が漂い始め、緩みが出そうなのが一番怖いです。
もうちょっと、あとちょっとだけ、しっかり自粛して夏に向かいたいと思っています。
一方で、コロナがどのように推移するせよ、新しい生活のあり方、仕事のあり方への対応は必然的に迫られます。
Jリーグの試合が無いからと言って、世の中全部止まっているわけではないですから、少しギア・チェンジしてこれからに備えたいと思います。

■さらに重要なことは、変革の必要性やスピード感が「首都圏と地方」で大きな意識差が生まれるだろうということです■
自粛期間が長ければ長いほど、リモートワークを余儀なくされた期間が長ければ長いほど、その意識は高まり、アイデア・工夫も生まれているはずです。

顧客との関係性、提供サービス・価値のあり方、企業間コラボレーション、それらがデジタルの活用によって地域を超えて再構築されていく社会に向かって変革していくことが求められると思っています。

何をどのように変革していくのかをしっかり見極めて臨めるように、
今週はまず、これまで自分が関わってきた「経営変革」について記します。

(経営に関わって20年)
会社の経営に本格的に関わるようになったのは今から20年くらい前のことです。
すでに取締役ではありましたが、当時はまだ中小企業の営業部長的発想・思考・行動の域を出ていなかったように思います。
「経営」の本質もよくわかっていなかったと思います。

分岐点は、オーナーが「上場を目指す」と明言したところでした。
従業員数が30人を超えたばかりくらいで、売上も5億いくか行かないかくらいの頃だったと思います。
正直、目標として掲げられたものの「実感値」はまるでなかったような気がします。

●どこにでもある中小企業から、新たな価値を生み出す「成長企業」への脱皮であり、
●私企業から「社会公器」としての企業への変革でもありました。

本気で経営を「勉強&実行」で回していくことを始めました。

それ以後20年間にわたり、上場をはじめ色々な経営シーンに関わってきました。
■社長として同業の人材会社に着任したこと
■業態の違う企業と合併したこと
■買収した子会社に社長として着任したこと

今振り返るとずっと「企業を変革させるシーン」に身を置いてきたのだと感じます。
「変革」に必要なエッセンスとは何かを常に考え実行に移してきました。

その結果、業種や企業規模に関わらず「経営変革のキモ」は同じだという結論に達しました。
スポーツ業界という未知の世界の経営現場を見ながら、改めてそのことを実感しています。

今後の新たなステップのためにも、経験と頭の中を整理し記してみたいと思います。

(経営変革の3つのキモ)
僕は、以下の3点を「経営変革のキモ」だと思っています。

①体質を変える
②行動を変える
③思考を変える

変えたいこと、変えたほうがいいことはたくさんあるでしょうが、まずはこの3点に絞ってやれば、かなりいい線まで行けると思っています。

経営変革は強烈なリーダーシップや情熱、あるいは卓越したビジネススキル・経験が必要のように思われがちですが、決してそんなことはありません。

社長業は「派手な仕事」ではありません。本来非常に地味な仕事、いや正確に言えば「地道」な仕事だと思うのです。

★有言実行でも不言実行でもかまいません。
★風呂敷ひろげるタイプでも、堅実な夢派でもかまいません。
★体育会系だろうが文化倶楽部だろうが、全然かまいませんし、
★文系頭でも理系脳でも、もちろんどちらでもいいのです。

要は、①一人で決められる(意思決定力)、②一人で動ける(実行力)、③一人で続けられる(継続力)これだけです。
なんと地味な要件でしょう(笑)
「自分で決めて、自分で実行して、継続する」・・・・ダイエットと同じですね((笑)・(笑))
だから誰にでもできるのです。

では、どうやって「体質を変え、行動を変え、思考を変えていくのか」、その具体的な方法などについて水・金で記してみたいと思います。
(まるで、予告編だけのTV番組のようになってしまいました。失礼いたしました(苦笑))

「リーダーの器が組織を決める」というのは真実です。
ニューノーマルの社会に向けて新たな成長路線・付加価値創造を実現し始めている組織・リーダーがすでに表れています。
私たちもその仲間入りができるよう取り組んでいきたいと思っています。

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