論述対策(主体的・対話的・深い学び)

この記事の目的

この記事では、私が作った論文の模範解答を載せていきたいと思います。


問題(主体的・対話的・深い学び)

変化の激しい時代を迎え、子供たちにとって「主体的・対話的・深い学び」が必要とされています。あなたは、小学校教員として、どのような教育活動をしていきますか。(600字)

回答例

知識・情報・技術をめぐる社会的変化が加速度的となる現代社会においては、知識の「集積」だけでなく「活用力」が必要とされる。これを育成する「主体的、対話的、深い学び」について、私は以下の教育活動を行いたい。


1.個別活動と協働活動を組み合わせた教育活動

児童が学習内容に興味・関心を持ち主体的に取り組めるような働きかけを行う。また、児童が多様な他者と協働したり対話したりする活動を行うことで、児童に他者との関わりを通じて自身の考えを広げ深める機会を与える。たとえば、生活科の授業で町探検を扱う際に、まず児童が自分の街のお気に入りの場所を発表し、それをグループで共有して町探検の計画を立て、探検した後に発見したことを共有するなどである。


2.知識・技能を関連付ける教育活動

児童が各教科の特質に応じた「見方・考え方」を働かせ、それらを関連付けて理解することで、考えを深めたり形成したりできるような教育活動を行う。たとえば家庭科の授業で食生活を取り扱う際に、「今日の給食はどうしてこのメニューなのか」という問いを立てる。そして、栄養のバランス、季節感、日本人の食文化、味や彩りのバランス、作業効率、予算など様々な視点から意見を出し合い、献立を作成する際のポイントを理解させる。また、その学習に基づいて実際に自分で献立を作成し、他児童と説明しあう。


児童が「主体的、対話的、深い学び」を実現できるよう、他の教員や学校で働く方々、保護者、地域住民等と連携しながら、これらの教育活動を行っていく。

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