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額画®制作の日々 ④

今回は好きな映画からヒントを得た作品を作りました。

「黄金のアデーレ名画の帰還」より

クリムトのアデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像Iを一人の女性が手元に取り戻すまでのお話です。
とても見応えのある作品でした。

以前にクリムトの「接吻」をモチーフに作品を作っており、似た色調で違う雰囲気の作品にトライです。
額画®といいますから、額も作品の一部。
中山先生から購入させていただいた、インポートのフレームが、肖像画の女性のドレス(マントかケープみたいな部分)に重なり、一気にイメージが膨らみました。
今まではテーマを決めて、それに合うフレームを探すという順ですが、今回はまず額が決まって、そこからデザインを決めていきました。

華やかな感じを出したかったので、ライトが当たるとキラキラする花材やリボン、ビーズ等一つ一つを小さくて主張がなくても、全体として光のグラデーションが美しくなるように、額と一体感を持たせるように配置しました。

ドレスの広がりも表現したかったので、額を覆うようにリボンを配置。

この作品以降、額から色々飛び出します(笑)


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