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【Zwift】フレーム+ホイール総合ランキング2021年9月~Zwift insider一斉再テスト反映~

↑最新記事2022年7月更新はこちら

機材データの数値化に取り組んでいますが、元のデータはZwift insiderのスピードテスト結果を用いています。下記記事で一斉再テストを行ったとか。

Zwift機材の性能は、サイレントアップデートでこっそり変わっていたりします。機材スポンサーへの配慮だったり、うっかり早くし過ぎてゲームバランスが崩れたり・・・そもそも速度演算方法が変わると同じワット数で走ってもタイムが違ったり・・・

古いデータの信憑性が怪しくなったので、面倒くさいけど一斉再テストに踏み切ったのでしょう(素晴らしい)。

という訳で最近更新したばかりですが、もう一度全部計算し直しました。

【最初に結論】下の4つの表でだいたいOK

※表の見方︰エアロ・重量の%表示は値が小さい方が高性能。
①フレーム+ホイール総合ランキング ※お勧め機材ピックアップ版

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②コンプリートしている場合の選択肢 ※新機材で選択肢が広がった!

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③主要フレームランキング

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④主要ホイールランキング

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↓以前の記事

上記表でほぼ集約されているので、以下は少し補足です。

トピック1:最高エアロフレーム・ホイール交代

これまでのエアロ最高性能 Specialized Venge S-WorksとZipp h858/Super9

最高エアロフレーム:Cervelo S5 2020
最高エアロホイール:DT Swiss ARC 1100 DICUT DISC

Specialized Venge S-WorksはCervelo S5 2020にエアロで少し負けるけど少し軽いフレームとして依然高性能フレームの地位を維持

トピック2:4+1強フレーム時代

総合力で非常に優れた4つのフレームとヒルクライム専用のAthos。コンプリートしている場合はのフレーム選択は以下から選べば間違いなし。

エアロ・軽量どちらも優れた高性能フレーム
上にいくほどエアロ。下にいくほど軽量
Cervelo S5 2020:エアロ型
Specialized Venge S-Works
:エアロ型ちょい軽量
Canyon Aeroad 2021
:バランス型
New Scott Addict RC
:軽量型
ヒルクライム特化型フレーム
Specialized Aethos:最軽量

トピック3:Level10で買えるCanyon Aeroad 2021が超優秀

Canyon Aeroad 2021は総合ランキングで4位のフレーム。これがなんとレベル10で買えてしまう。今までも高性能でしたが、更新でそのバランスの良さが際立った感じです。

これにレベル13で手に入るZipp 808を組み合わせると・・・

Canyon Aeroad 2021 + Zipp 858     エアロ+1.77%  重量6.08kg
Tron (Concept Z1)                             
エアロ+1.50%  重量6.00kg

Tronに近い性能、ほぼTronの完成です。ゲーム序盤の強い見方になってくれます。

Tronをゲットするまでは、これさえ手に入れておけばほぼOKと言えます。

トピック4:エアロ性能抜群のDT Swiss ARC 1100 DICUT DISC登場

DT Swiss ARC 1100 DICUT DISCはこれまでエアロNo1だったZipp 858/Super9よりも約0.7%程エアロ性能が高い。ホイールの中では圧倒的に高性能。

Zipp 858/Super9の方がわずかに軽いようですが、この差ならZipp 858/Super9を使う意味はほぼなくなってしまいました。

■機材選定の考え方

フレーム性能のざっくりしたイメージとして、重量とエアロ性能が等価交換。1%軽くなると1%エアロ性能が落ちる感じ。

それに対してホイールの性能は1%軽くなると2%エアロ性能が落ちる。つまりホイールで軽量化しようとすると、大幅にエアロ性能を落としてしまう。

これは現実世界でもホイールの方がエアロ性能に与える影響が大きいことを反映していると思われます。

ここで言いたいことは、軽量化するならフレームで軽量化した方がお得ということ。

まずは基本ホイールをDT Swiss ARC 1100 DICUT DISCに固定
+Cervelo S5 2020:最高エアロ
+Specialized Venge S-Works:少し軽量化したい
+Canyon Aeroad 2021:もう少し軽量化したい
+New Scott Addict RC:さらにもう少し軽量化したい
+Specialized Aethos:さらにさらにもう少し軽量化したい
ここまできてようやくホイールを変えてZipp 858を検討

ゲーム初期でも考え方は同じで、まずはエアロ・総合力の最も優れたホイールを選択。そこから軽量化したい場合、まずはフレームによる軽量化を考える。そこからさらに軽量化しようとした場合に初めてホイールによる軽量化を考えると良い。

■トロン一択時代の終焉

これまではトロンよりもエアロ化しようと思うと引き換えに重量増が大きかった。反対にトロンよりも軽量化しようとすると大幅にエアロが悪化する。結果的にトロンの総合性能が優れている⇛ほぼトロン一択状態。

冒頭②コンプリートしている場合の選択肢の表でも分かるように現在は、トロンよりも少し重いがエアロが良い、トロンよりも少しエアロが悪いが軽いといった好みによった選択ができるようになった。

■コースに合わせた機材選択

■ZWIFTレースでは基本エアロ重視
平坦は集団内のんびりペースで進行し、登りのみで勝負が決する・・・このような場合は軽量化を重視したセッティングでも良いかもしれない。

Zwiftのレースではこのような展開にはほぼならない。平坦から猛烈な速度・強度でレースが進行していく。平坦ではエアロが負荷のほとんど。加えて登りでもそこそこのペースで進むためエアロの影響は残る。

レース全体で作用するエアロを重視した方が、登りしか効果がない軽量化よりも影響度が大きく、結果的にレース全体の平均負荷を下げる事ができる。

■平坦レース
Cervelo S5 2020+DT Swiss ARC 1100 DICUT DISC 又は
Specialized Venge S-Works+DT Swiss ARC 62 Dicut Disc
■アップダウン(Hilly)レース
Scott Addict RC+DT Swiss ARC 62 Dicut Disc  又は
Canyon Aeroad 2021+DT Swiss ARC 62 Dicut Disc 又は
Tron (Concept Z1)
■登り過多の場合は考えても良い
Scott Addict RC+ENVE SES 7.8
■登りフィニッシュの場合は考えても良い
Specialized Aethos ENVE SES 7.8   
■登りオンリーのヒルクライムレース
Specialized Aethos+Lightweight Meilenstein

一方低負荷でのんびり走るという場合には、空気抵抗が減り相対的には軽量化の効果が高まる。こういった場合には軽量化重視で設定するのもあり。

付録①全フレームランキング

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付録②全ホイールランキング

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付録③TTフレームランキング

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付録④Gravel・MTBランキング

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