私さんへのごめんなさい

また、友人と呼べそうな人物と決別した。

年齢を重ねるほど私は孤独になる。

内心、嫌だな、と思いながら友人でいるフリをすることに堪えられない。

でも、そもそも、皆、気の合う人間などいるのだろうか。

たいていは、皆、少々嫌だと思うところも含めて友人関係を続けているのが普通なんだと思う。

私は無理だ。

しかし、人間関係を断ち切るのは本当に簡単だ。

私は、紙袋1枚捨てられないほどケチなのに、

親子以外の人間関係は全く未練なく捨てられる。

たった一人の姉とも絶縁。

と、なると姉家族とも絶縁。

友人は一人もおらず、結婚もせず、もちろん子供もいない。

職を転々とし、同僚との付き合いも全くない。

私的なグループLINEの交換を求められれば素直に応じるけれど

合わないな、と思えば、謝罪のコメントを残し退会する。

私にとって、人とのつながりは紙袋1枚より軽い。

クリック1回で終わってしまう。

こんな人間、人とはいえんな。

やはり人は共同体の中でこそ生きられるものなのだ。

でも、無理に付き合って、どんどん嫌になるのが嫌なの。

スパッと断ち切れば、嫌になるのは自分のことだけ。

孤独な私さん、

こんな私でごめんなさい。

寂しくさせてごめんなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?