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ときのそらに感じる本物のリーダーの資質
リーダーシップとは目指す方向を示すこと、
マネジメントとはそこにたどり着く手助けをすること。
[注意]
本記事はホロライブやカバー株式会社を批判・中傷する意図はなく、根拠も無ければ何らかの客観性もない筆者個人の感想であり、たとえ解釈違いであってもご了承ください。
昔々、新入社員という肩書がついていた頃、
新人研修のローテーション先にて、ある部門の長に問われたことがあった。「ブランドとは何か?」
同期達が次々と答えていき自分の番が回ってきたとき、
何と答えたかはっきりはしないが大したことを答えられた記憶はない。
一通り新人達が意見を言った後、
その部門の長の答えは
「ブランドとは顧客との約束である」だった。
ブランドとは
"顧客に対しどんなサービスを、どんなクオリティで提供するか"
という約束であり、
その結果として積み重ねてきた信用によって裏付けられるものであると。
ホロライブはアイドルとしての活動を望んだときのそらから始まった物語ということを知っているリスナーも多いことだろう。
元々はVR/ARのアプリ開発会社のカバーが開発したAR配信アプリ "hololive" のキャンペーンキャラクターだったときのそらの「横浜アリーナで単独ライブがしたい」という夢に向けた歩みがアイドル事務所としてのホロライブになり、今の多くのホロメン達につながっている。
(注:あえて語弊があるのも承知の上で言い回しなので悪しからず)
『日本発のバーチャルタレントIPで世界中のファンを熱狂させる』ということを掲げたカバー株式会社はホロライブをアイドルVtuber事務所として発展させてきた。
しかし1期生、2期生と続くホロメン達は一般的なイメージの、典型的なアイドル像だけではない様々なキャラクターを持ったメンバー達であり、様々なメンバーがそれぞれの個性を発揮しながら大きく成長してきている。
だが、その根幹にあるブランドの軸はアイドルから変わっていない。
後輩たちが何でもありの(現実問題としてラインは確かに存在するが)はちゃめちゃな事務所になってきても、それでもみんなアイドルであるという根幹が変わらないのは、看板としてのときのそらが掲げるビジョンが明確で、その軸がブレないからこそだと感じている。
それがときのそらがアイドルとしての活動を積み重ねてきたことで作られたホロライブというブランドではないだろうか。
以前、MBAのコースのマネジメントの講義にてリーダーシップとマネジメントの違いについて説明を受けた時のことを思い出す。
「リーダーシップとマネジメントは明確に違う。リーダーシップとは目指す方向を明確にして指し示すことであり、マネジメントとは目指すビジョンにたどり着くために組織を管理することだ」と説明された。
(ちなみに厳密なことを言うとそのときの言い方は「組織を管理」ではなく「メンバーのお世話をする」だった)
だからこそ市場が存在するかもわからないVtuber初期から活動し、今のホロライブの方向性となるビジョンを持ってアイドル事務所としてのブランドを築き上げたときのそらの足跡は、暗闇の荒野に進むべき道を切り拓く覚悟を持った(※1)本物のリーダーのそれであると思っている。
最近の話に移ろう。
カバー株式会社は昨年ビジョンを刷新し、
今は
つくろう。
世界が愛するカルチャーを。
というmissionを掲げている。
このmissionを認識していた自分には今年の年が明けてすぐ、
深夜に行った ”ときのそら初スペース” でそらちゃんがその中で言った発言がとても印象的であった。
「この数年でVtuberは一つの文化になってきた、だからこそ次は文化ではなく日常にしたい(※2)」と。
"この文化(カルチャー)から日常へ" という言葉はカバー株式会社が掲げるmissionの更に先を行くもののようで、こういった視野/ビジョンを持つことができるからこそ、ときのそらには本物のリーダーとしての資質を感じずにはいられない。
(※1)ジョジョの奇妙な冒険 Part5「黄金の風」に登場するジョルノ・ジョバァーナの台詞より。
(※2)原文ママではない。アーカイブが既に無いので大意。
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