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それでもはあちゃまは本物のカリスマだと思う理由

タイトルは理由と書いて ”ワケ” と読む。

[注意]
本記事はホロライブやカバー株式会社を批判・中傷する意図はなく、根拠も無ければ何らかの客観性もない筆者個人の感想であり、たとえ解釈違いであってもご了承ください。


今更だが、先日『はあちゃまの本音』という配信があった。

その配信の中ではあちゃまは今大学生であること、オーストラリアの留学中は周囲との関係に苦しみ現実から逃避するように唯一日本語の話すことのできるVtuberの活動に打ち込んできたこと、日本に帰ってきてからは逃避する必要がなくなり活動に息切れをしてしまったことを語っていた。

以前、はあちゃまは6月~7月の休止後の復帰配信で休止理由を「配信と “幼稚園” の両立ができないでいた。パンクしてしまった」と語っていたが、正直ある程度の人は幼稚園が大学であることは察していたのではないだろうか。

大昔のーー教授に菓子折りを持っていけば単位が出た時代のーー大学(*1)とは違い、21世紀に入ってからはシラバスの厳格化などが進んだことで今の大学生は決して余裕のある状況ではない。
Covid-19環境下における大学がどうなっているかはわからないが、決して楽な状況ではないだろう(俗に言うFランについては考えない)。
ホロライブのリスナー層は20代30代が多いようなので、それなりの人が復帰配信での休止理由を聞いて納得していたのではないかと思う。

はあちゃまは自分がリスナーから超人的な存在と思われていて、大学に入ったことやその環境の変化に苦しんでいることを明かすことは一種の興ざめになってしまうと感じていたのかもしれないが、私は多くのリスナーはそんなことでは離れていかないと思っている。

はあちゃまは自分が人並み外れた存在として扱われることについて「最強じゃないんだよ。天才でもないんだよ。」と吐露していたが、どれだけの人が本当にはあちゃまが超人じみた最強のてんさいと思っていたのだろうか。

はあちゃま自身は周囲の言葉が一種の ”ネタ” なのか本気なのかわからなくなっていて、「無敵最強と思われたくない」と言う辺りプレッシャーとして感じていたのかもしれないが、リスナーもはあちゃまのことを本気で神格化しているわけでもないだろう。
実際、配信中のその言葉の後には「はあちゃまは人間くさい」といったコメントも飛んでいた。

私もはあちゃまのことは他のホロメンの暴露話から見えてくるーー真面目で礼儀正しいーー姿から、才能のある真面目な若者が頑張っているように感じていて、その姿があまりにも眩しくて応援している。

そしてそれこそがはあちゃまの持つカリスマだと思っている。

どれだけの人が10代そこらであれだけの人を動かし、一つの世界観を作り、多くの人を熱狂させることができるだろう。
はあとん達がはあちゃまのために動画を、曲を、イラストを作り企画を盛り上げる。
それははあちゃまがはあちゃまだからこそであり、そのはあちゃまが持つカリスマ性に惹きつけられるからはあとん達ははあちゃまについていくのではないだろうか。

独創的な世界観を作ることができるセンスとそれを実際に動かす行動力は誰もが持つものではない。
天賦の力として、「一握りの人が持つ、人々を惹きつけ心を離さない力強い個人の資質」* であり、それはまさにカリスマそのものである。

* charisma
the powerful personal quality that some people have to attract and impress other people

Oxford Advanced Learner's Dictionary
https://www.oxfordlearnersdictionaries.com/definition/english/charisma?q=charisma


(*1)余談だが、筆者の高校時代にある科目を担当していたおじいちゃん教員が「私の大学時代の教授はゴールデンバットが好きで1カートン持っていけば単位をくれたんだけど、ゴールデンバットはマイナーなタバコでなかなか売っているところが無くて探すのに苦労した」と言っていたのが懐かしい。

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