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【ベアラビ06】選択肢が多いと迷う!採用担当者が陥る選択のパラドックス


ラビちゃん:ベア博士、最近新卒採用を手伝ってるんですけど、応募者が多すぎて誰を選べばいいか全然決められないんです。選択肢が多いのはいいことだと思ってたのに、逆に困っちゃって…。


ベア博士:それは「選択のパラドックス」に陥っているかもしれないね、ラビちゃん。


ラビちゃん:選択のパラドックス?なんだか人事の世界とは関係なさそうな名前だけど、どういう意味ですか?


ベア博士:実は、人事にも大いに関係があるんだよ。選択のパラドックスとは、選択肢が増えれば増えるほど、逆に決めにくくなる現象のことなんだ。候補者が多すぎると、どれが最適な人材なのかを判断するのが難しくなり、「もっといい人がいるかもしれない」と迷いが生まれて、最終的に決断が遅れてしまうことがあるんだ。


ラビちゃん:あー、確かに。たくさんの履歴書を見てると、最初にいいなって思った人がいても、もっといい人がいるかもしれないって思っちゃいます。結局、選びきれなくて悩むんですよね。


ベア博士:そう、それが選択のパラドックスの典型的な例だね。特に、採用のように重要な決断を伴う場面では、選択肢が多すぎることでかえってストレスを感じ、判断が鈍ることがあるんだよ。


ラビちゃん:でも、どうすればこのパラドックスを乗り越えられるんですか?多くの応募者の中から最適な人材を選ぶためには、たくさん見た方がいいって思ってたんですけど…。


ベア博士:一つの方法は、あらかじめ明確な基準を設定して、それに基づいて候補者を絞り込むことだね。例えば、まずは応募者の中から「絶対に必要なスキルや経験を持っているかどうか」で最初のフィルターをかける。それから、次に「チームに合うかどうか」など、もう少し柔軟な基準で絞り込んでいくと、最終的に迷いが減りやすくなるよ。


ラビちゃん:なるほど、最初に基準を明確にしておくことで、迷わずに済むってことですね。でも、たくさんの良い候補者の中から一人を選ぶのは、やっぱりプレッシャーがかかります…。


ベア博士:そうだね。でも、「完璧な人材」を求めすぎないことも大事だよ。どれを選んでも良い面と課題があるものだから、それを理解した上で選ぶことが大切なんだ。また、他のチームメンバーからの意見を取り入れることも、決断を助ける要素になるよ。


ラビちゃん:チームの意見も参考にする…確かに、私だけじゃなくてみんなの意見を聞いてみたら、もっとスムーズに決められるかもしれないですね!次から試してみます。


ベア博士:それはいい考えだね、ラビちゃん。選択のパラドックスに惑わされないためにも、基準を明確にして、チーム全体で決断をサポートし合うことが大切だよ。

まとめ

選択のパラドックスとは、選択肢が多すぎることで逆に決断が難しくなる現象です。人事の採用活動でも、候補者が多すぎると判断が遅れたり、選択に迷ったりすることがあります。このパラドックスを避けるためには、あらかじめ明確な基準を設定し、候補者を絞り込むことが重要です。また、完璧を求めすぎず、チーム全体で意見を共有しながら決断を行うことも効果的です。

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