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共通テスト、さてどうなる?

■いよいよ明日共通テスト

共通テスト元年!いよいよ明日から2日間!
1990年からスタートしたセンター試験が
約30年続き、2020年度より共通テストに
変わる予定だったものが2019年に一時見送り
となり、そこから様々な議論が交わされた
ことは皆さんの記憶にも新しいことだと思う。
その中で最もテーマになったことは
「問題発見・問題解決能力を評価するため」に
記述式問題を取り入れるか否かという点と
英語の4技能を評価する問題にするという点。

■2019年から数回行われた試行調査

(私の専門分野である英語にのみ特化して記述していく。)
2019年から行われた試行調査、つまりプレテストは
共通テストの土台になる問題が出題されていた。
この時点で、英語に関しては
センター試験の問題形式とはかなり異なる作りに
なっていた。まずは配点。記述200点満点、
リスニング50点満点だったセンター試験とは異なり
記述・リスニング共に100点満点へ変更となった。
また、記述問題に関しては発音・アクセントや
文法知識を問う問題が全てなくなり1問目から
短めの長文が最後まで続く出題形式へと変わった。

■英語の出題に関して

以前のブログでも触れた上記の本の中にも
共通テストの英語の問題について触れられている
箇所があった。
”英語の出題はネイティブのイングリッシュ
スピーカーが解けるのが良い問題。
一昔前は受験勉強した人にしか解けない
問題がたくさん出ていたが今は改善されて
いるので受験問題が解けるということは
英語力が培われていることとイコールである”
つまり
共通テストの形式であればネイティブの
イングリッシュスピーカーが解く問題に
近い形になっているということである。
ということは!

■高校の英語の授業このままでいい?

という問題が出てくる。
なぜなら、共通テストの形式がセンター試験とは
変わった今でもなお、センター試験の形式で
模試が行われたり、学校の定期テストは相変わらず
文法知識を詰め込んだ人が得点できる問題ばかり
並んでいる。
今までと変わらずに、「暗記」が全てとなっている。
それでは共通テストの問題を最後まで読み切る
体力はつかない。
どうしたってスピードが不足してしまう。

■なぜスピードが不足してしまうのか

日本人は「英語」となると急に
全てをわかっていないとダメな気持ちになる
人が多い。中高生も当然その思考になって
しまっている。だから、問題を解くときに
全ての英文を完璧に日本語に直して理解をして
それから解こうとしてしまう癖がついている。
学校でも英文和訳がよく出てくる。
内容が掴めれば全文完璧に訳す必要はなく
それこそ国語の長文だって100%理解して
読んでいる人は少ないはずだ。
大体こんな感じ?で読み進めながら問題を
解く人が多い。英文だって同じでいいの。
大体理解して、問題が何を聞いているのか
それをしっかり理解できれば解ける。
ここから先はMフラにどうぞ(笑)

■とはいえ明日が本番

受験生の皆さんは今までの力を
出し切って頑張ってきてください。
1−2年生はぜひ英語の学び方について
疑問を持ってください。
もちろん、学び方はそれぞれなので
暗記で頑張りたい!という人もいるだろう。
ただ、これからの世界では
暗記に関しては機械にお任せしていい時代に
なってくる。その代わり私たちは
答えのない問題にどう取り組んでいけば
いいのか試行錯誤することが
必要とされてくる。
また、英語は嫌いにならなければ
大人になってからいつでも学び直すことができる。
ただ、暗記ばかりしているとどうしても嫌いになって
しまうことが多いのが悲しい現実。
暗記ではない英語の学びを
伝えようとしている大人は全国全世界にたくさん
います。どうか、そういう大人に
多くのこどもたちが
出会える機会がありますように。

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