すえひろがり感想

ミュージカル刀剣乱舞㊇乱舞野外祭に参加した。山梨までバスで泊まりがけという体力的なきつさはあったが、それを考慮してか、内容としてはお釣りがくる楽しさだった。

総評★★★★★★★★☆☆

というのも、コニファーフォレストの広さやミニステージ、フロートの多さなどから完全にDDを決め込んで参加したからというのが大きいと思われる。

通路でかつミニステージ最前、それもミニステージに上るための階段が目の前にあったので、走り始めもしくは走り終わりで余裕のあるキャストたちが目の前と真横ギリギリを通っていくことが多かった。風も匂いも感じるし時たま衣装が当たった。
メインステージが程々に遠くても、このミニステージによりある程度の楽しさが担保されていたように思う。

メインステージ付近にも座ったが、そちらも大通路が近かったので曲前半はメインステージを見て、後半は振り返って後ろを見渡すという慌ただしさがあり新鮮だった。

今までの祭の客降りはこんな派手なものではなかったように思う。正直コロナを挟んで記憶が遠のいているが、感覚として。

全公演の配信を買っていてセトリや賑やかさなど知ったつもりでいたが現地はその何倍も盛り上がっていたし、臨場感、音圧、キャストの熱気は配信が霞むほどで行って良かったなと思っている。
最初の始まりの風で沸いていたら想像の倍は大きな音で煙幕が上がって本気でびっくりした。あの感情の動きは現地でないと湧き上がらないものだ。

ライブなので芝居の妙や歌の技巧は論じる気はない。わいわいと楽しめたので星8つの評価かなと。
遠いうえに雨や寒さ、足場の悪さ、電波状況など様々なことが大変だったので散々だったが公演自体は非常に楽しかった。

ただ屋内から屋外になるだけだと思っていたが、実際は場所が変わっただけの話ではなかった。野外ライブの楽しさの片鱗がわずかに見えた気がする。

「始まりの風」のイントロの高揚と叫ぶ刀剣男士。打ち上がる煙幕と轟音。
新衣装を纏い、主、待たせたなとメガホン片手に、フロートに乗って降りてくる姿に感動しないはずもない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?