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保険の窓口へ通って学んだこと vol.3

自動車保険を見直す

シルバーウィークの最終日。
本日もまた保険の窓口へ。
今日は自動車保険についての見直し。
うちは高知市でも比較的立地の良い場所に住んでいる。しかし、交通の便が良いのか、と言うと否である。
田舎あるある、『車は一人につき1台』。
二台所有するとなると、維持費は二倍。


車両代、燃料代、駐車場代、税金、保険etc…


昨今はガソリン料金が高騰しているため、これに占める割合が高く苦しいという家庭も多いと思われる。
しかし、田舎に住むには車は不可欠。
田舎はお金がかからないと思い、田舎に憧れ、田舎に住んでみたいと思う人もいるようだが、それはもしかしたら逆かもしれないというのが私の見解。
都心から電車に乗って1時間ほどの郊外にある田舎を想定しているとすれば、正直……甘い。
私からしてみれば、それは田舎とは言えない。
本当の田舎とは、こうやって自家用車がないと動きがとれにくい場所だと私は考えている。

そんな田舎に必要不可欠の自動車。
できる限り、補償内容は抜かりなく保険料は抑えたいものだ。

ネット保険と代理店の違い

この違いを皆さんは知っているだろうか。
いや、知らなかった私が無知なのか。
近年、盛んにネット保険のCMが流れる。
見ていると、かなり安くなると謳っている会社が多い。
では、実際のところどうなのだろう。
補償などが甘いのでは?


いや、今入っている保険は確かに高いけれど、ネットでしょ?何かあったらネットだと対処してくれないんじゃ…


知人の保険員さんが対応してくれる方が安心だし、ネット保険なんて大丈夫なの?


私もまた同じ考えをもっていた一人。
しかし、実際変えてみて、どうだったのかというと……

二台のうち一台をもう数年以上前からネット型にしているが、正直何も問題ないというのが事実。(お世話になることがなかったからかもしれないが)

以前入っていた保険は親から紹介された保険員さんからの勧めのものであった。しかし、その保険員さんもその保険会社を辞め、繋がりも無くなった。
更に転勤で県外へ行くことになったため、その保険に拘る必要もなくなった。そしてそれを機にネット型にした。

当初、ネット型保険にしてその値段に驚いた。

『え?本当にこの値段?』

CMの女優と言わんばかりのセリフを思わずこぼした記憶。現在では等級も上がりきっている為、代理店で契約していた時よりも遥かに安くなって3万円台だ。

片や、もう一台の車は6万近く支払っている。
実はこれは主人側の保険。代理店で掛けたものであり、これまた主人の親の息がかかっていた。(親が保険関係の仕事をしていたというのは本当に後々厄介)こちらも等級が上がりきったものである(20等級)。

それなのにネット保険とこの差。
補償内容もほぼ変わらない。

ずっと疑問に思っていた。
ネット保険と代理店で掛ける保険との差。
何かサービスが違うのか。
事故した場合、ネット型より知り合いの人がいる代理店の方が親身とか。
実際、主人にもそんなことを言われて、保険の見直しを断られていた。

知り合いがいる方が安心だろ』と。


そして今回、保険の窓口の担当のFPさんに聞いてみた。

ネットも代理店も、保障や事故への対応は何も変わりません。

それでは、どうしてこんなにも保険料に差が出るのか。

それは手続きを契約者本人でやるか、人に任せるかの違いだと言う。
要はその差には人件費(コスト)がかかっているからとのこと。代理店が高いのは、代理店で働く人の給与をそこから出すため。つまり、私たち契約者はその保険代から代理店の保険員さんの給与を払っていたということなのだ。
ネット型はその人件費が大幅カットされているため、保険料を安くできるというからくりだ。

事故を起こした際の対処方法の違いはどうか

事故を起こした際、当事者(加害者、被害者)がする行動は変わらない。

  • 警察に知らせる。

  • 怪我人が出ていたら救急車を呼ぶ。

  • その間に保険会社に電話をする。

わざわざ、現地に保険員さんが来てくれるといったことはまずない。
事故した場合、基本的には自分達で対処していくことになる。
警察を呼べば、対処方法を教えてくれる。
また、救急車を呼べば怪我人は搬送してくれ、警察を呼んでいなければ、救急隊員が連絡もしてくれる。
そして、保険会社はというと、連絡すれば、今後の流れをオペレーターがマニュアルに沿って説明してくれる。
いくら担当の保険員さんが知り合いだったとして、相当近い場所での事故ならともかく、行ったところで事故処理に間に合わないところまで駆けつけてくれるほど親身ではないのだ。

あくまで保険会社は商売

自動車保険……果たして代理店に拘る必要があるだろうか。
知人の保険員さんの給与の面倒を見てあげれるほど余裕があるのならその選択肢もアリかもしれない。
しかし、私たち世代はこの不安定な経済下で100年時代を生きていかなければいけない。
もちろん、必要経費は別だが、極力無駄な経費はカットしたいもの。

保険の窓口で、これまでと同じ保障内容でネット保険で試算してもらったものを見せてもらった主人。
頑なに保険を変えることを拒んでいたが、ネット型に変えることに了承したのは言うまでもない。


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