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三浦しをん ゆびさきに魔法2

【前号まで】
月島美佐は、富士見商店街にある二軒長屋でネイルサロン「月と星」を営んでいる。ある日、長屋のお隣さんの居酒屋「あと一杯」の大将である松永が、通りで若い女性と揉み合っていた。月島は、巻き爪で足を痛めながら医者を嫌がる松永の爪を、サロンで処置することになる。

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