同級生交歓 大田区立東調布中学校 昭和47年卒
人の一生を左右するのは校風か、学歴か、友人か。意外な組み合わせ、納得の顔ぶれが並ぶ“誌上同窓会”。「文藝春秋」の名物グラビア企画です。
東京都港区 八芳園にて(撮影・山元茂樹)
(右から)
立教大学法学部客員教授
石川文夫
アイネス常勤監査役
大利一雅
大利君は中学時代から冷静沈着、頭脳明晰の秀才であり理数系科目の才能は突出していた。お互い日本銀行勤務の父を持ち自宅は隣同士、毎日一緒に通学した。高校の夏休みには伊豆の神津島や式根島に遊び真っ黒になった。彼が作成した旅程表を見た私の母がその緻密さに感心していたのを思い出す。
彼は慶応から三菱銀行へ進み米国MITに留学、システム部門の責任者として大活躍、その後、証券会社のCIO等を経て現在はIT関連の会社で監査役をしている。
私は学習院から富士通へ進みハワイ留学・海外駐在等を経て半導体グループ会社の法務部の部門長として勤務、現在は大学の法学部で人材育成に邁進している。
私が主催している交流会で会うことをいつも楽しみにしているが、はや60代も折り返し地点。お互いにこれからも健康で生涯の友として付き合って行きたい。(石川)
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