見出し画像

平服って、なに?

普通に捉えれば普段着のこと。ネットで調べると喪服に準じた服装で云々とか書かれていたりもして。

法事の案内状に、平服でお越しくださいとあると、悩みますよね。指定がなければ礼服で行けばいいので、かえって悩まずに済むと言うもの。しかし、平服でと言われたら礼服は着れない。

では、法事の主催者(施主)は誰でしょう?親戚のおじさんとかのはずです。その方が、わざわざ平服で、と指定したことに思いを馳せてみましょう。

礼服では堅苦しいだろうから、なるべく楽な服装できて欲しい。それが平服を指定する理由、第一位。こういうときはたいてい、お寺さんにも確認を取ってありますから、安心して気軽な服装で行くと良いでしょう。法事の時の平服は、派手な色と過度な露出を避ければ大丈夫です。作業場は普段着ではないですね。ジーパンは元々作業着ですが、それを言えばスーツだって似たようなものなので、現在の使われ方に則って判断しましょう。つまりはジーパンOK。真夏ならTシャツもOK。心配なら襟付きのシャツとかを羽織ればそれっぽくなりますね。これ、男女共通ですよ。

または、お施主に電話などで直接聞くと良いです。手っ取り早い。

あなたがお施主の立場で平服を指定したい場合は、案内状もちょっとくだけた内容にして、私はジーパンをはきますなどと書いてあげると、相手も安心できます。通常、お施主がもっとも整った服装をしなくてはなりませんので、その人がジーパンなら、安心してジーパンで行けます。

葬儀の時に平服指定だったら…

普通はそんなことはないので礼服を着て行けば良いのですが、もしももしも、故人のたっての願いで、なんて言われたら、それはもうしょうがないですね、法事の際の平服よりも少しだけ良い服を着るとかすると、自分の中で納得できるかも。

かくいう私も、葬儀だって平服で良いのにと考えているタイプですけれどね。ただ、自分の葬儀は来てもらえるだけで有り難いと思っているはずなので、服装に注文をつけることは考えていません。

結婚式の二次会とかの場合は、法事とは逆に少し派手目な格好の方がいいかもしれません。友人と相談して合わせると良いですね。それだけで安心して行けます。最終的には、誰も人の服装なんか気にしていない、というところにたどり着きますが。

本当にお洒落な人の服装以外はたいして目に入らないものです。気にしない気にしない。

法事の際の平服、お分かりいただけたでしょうか。お寺は全般的に、参列の方の服装まで気にするなんてことはほとんどありません。たまに狂ったように言う人もいますが、そういう方は檀家さんがよくご存知のはずなので、トラブルにはならないかと。神道の方も同じだと思います。普通の格好であればまず問題にはならないでしょう。細かなこというのは、マナー本とかだけですよ。

——————————

基本的に毎日noteを書いてます。
何か共感できる内容がありましたら、ぜひSNSでシェアしてください。喜びます。
はてなブログで毎日「書き続ける!住職の平常心日記」を書いてます。
Bloggerでブログ「もばいる坊主」も書いてます。趣味的な内容ですが、一度覗いてみてください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?