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たった二人しか書類を作らないのに、ワープロソフトの統一は難しい

正太寺では師匠である前住職と、当代である私の二人が、書類を作成します。前住職が正太寺にパソコンを導入したのはおよそ30年前。その時に事務用のパソコンといえばPC-98。ワープロソフトと言えば一太郎。表計算は1-2-3。

表計算ソフトは見た目よりも中身の式の方が重要ですので、その点で互換性が取りやすかったのか、Excelに主流を乗っ取られてもう長い時間が経ちました。あの頃はひとます一文字の悪夢のようなファイルもなかったと思います。ちゃんと表計算していたような記憶。もちろん、計算もほぼいらない表を作りやすいソフトという認識もあったでしょうけれど。Wordで作れば?と思うようなものは見かけなかった記憶があります。だから互換性が取りやすかったのでしょう。

一方で、ワープロソフトは見た目が一番重要。互換性はいまだに完全ではありません。Word互換をうたうソフトですら完全に再現できないことが多いですから、一太郎との間の互換性は推して知るべし。

つまり、一太郎を主に使う人と、Wordを主に使う人が同じ職場に存在すると、ファイルの融通が効かずに大変面倒なことになります。

egword Universalを使いたい場合など、互換性への期待などもってのほか。

というわけで、操作性の良さと出来上がった文書がなんとなく綺麗になるegword Universalをメインに使いたいのですが、師匠が一太郎しか使いませんので、二人しかいないのにも関わらず、私は我慢して一太郎を使うという事態になっています。

師匠もWordを使えないわけではないのですが、一太郎ほど自由に扱えるわけではありません。私もWordはどちらかといえば避けたいですし。

差込印刷に関しては、Wordはとても強力ですけどもね。差込データを、読み込みつつ、絞り込んだり並び替えたりできますから。一太郎は読み込む前に整えておかなくてはなりません。この差は大きい。

そんなこともあり、私しか使わないであろう文書はegwordで作ることが多いのですが、師匠が触る可能性のある文書は、一太郎で作る必要があります。

もしも私が倒れたり、先に逝ってしまった場合、師匠が最近の文書にアクセスできないのは大変問題がありますから。危機管理の一つです。

でもいずればegwordに統一したいと願っています。一太郎は大好きですけれど、Mac版が長いこと開発されていません。本当に長いこと。Windows版との互換性が取りにくかったのか、売れなかったのか。いずれにせよ、残念なことです。

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