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1日漫画を読んで過ごしたら無為なのか

今ではそんなこともできなくなりましたが、大学生ぐはいまでは、一日中漫画を読んで過ごすということもよくありました。

長期連載漫画のコミックを途中まで買ってきて、読み切ってしまうとまた本屋さんへ自転車を飛ばして買いに行って、そんなことを1日に数回繰り返してみたり。

仕送りの残金とバイト代しかないので、数冊のコミックを買うというのはかなりの奮発だったはず。それを複数回繰り返してしまうとは、よほど面白かったのでしょう。

誰かが作った作品に出会い、没入し、楽しむ。これが小説だったら今はさほどの反対もないでしょう。

漫画で同じことをしているだけなのですから、誰の目も気にする必要はないのですが、なんとなく引け目を感じてしまうのは、

「漫画なんか読んでないで勉強しなさい」

とまくしたてられているシーンを漫画やアニメで目撃してきたからでしょうか。よくよく考えたら、自分は言われたことがないのですよ。

漫画に限らず、ひとつのことに没頭しやすい少年だったので、言いたくなる瞬間は多々あったたはず。それをよしとしてくれた両親はじめ周囲の人たちには感謝ですね。

漫画を読んでいると、1日がいつのまにか終わってしまいます。無駄にしてしまったような、悪いことをしたような、そんな気持ちになりがちです。充実した1日だったと感じられる人はあまり多くないのでは。

でも、私が思うに、それはとても充実した時間です。時が経つのが早いというのが大きな理由。これは充実した時間かどうかの目安です。

没頭しているということは、集中しているということ。集中状態を作り出すのはなかなか難しいことです。集中しないでいると集中の仕方をどんどん忘れていってしまいます。子どもの頃は何にでも集中できたのに。

簡単に集中できる手段として、漫画はとても有用だと思います。良い訓練をしていると思えば、引け目を低減させられるかもしれません。

以上、漫画を一日中読んでいても、それは無為ではないというお話でした。ただ、無為ではないからと言って、周囲の理解が得られるわけではありません。そこはまあ、がんばって。

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