【レストア】古いミニカーを塗り直す
こんばんは。もんぶらんです。
約60年前に世に出た初の国産ミニカー「モデルペット」。今回安価に転がっているものを見つけたので5台手元に迎えました。1台は塗装が綺麗だったのでそのまま飾ることにし,のこりの4台は塗り替えます。
そのうちの1台がこれです。
モデルペットの7作目,トヨペット・コロナPT20型です。2代目コロナの初期型ですね。薄青い塗装が施されていたものと思われますがご覧の通り剥がれて,ダイカストの地が露わになっています。
かなりボロいので躊躇なく塗り替えます。
まずは分解。シャーシとボディはカシメられていますが,カシメと周りの金属との隙間を彫刻刀で拡げていきます。ほんとはドリルでカシメを削るんですけど,無いので…。ある程度まで行ったら,力業でバキッと一発いきます。これでボディとシャーシが剥がれました。
内装パーツは無いので,お次はウィンドウです。一体パーツなんですけどこれもカシメられています。まぁ,力業でバリっと外せるんですけど,それでも無理な場合は彫刻刀。カシメとクリアパーツの間を丸刀で削りましょう。
そして金属のトレイを用意。百均でアルミ製のものを160円で購入しました。アサヒペンの「強力塗装はがし液」をボディに塗っていきます。これも百均で買った馬の毛をつかった筆で(樹脂製ですと溶ける恐れがあります),たっぷりと塗りたくっていきます。
5〜30分後に塗装が剥がれてきます。大筋はマイナスドライバーで削ったあと,千枚通しと精密ドライバー(百均で入手)で細部の塗装を落としていきます。かなり時間がかかりました。
強力両面テープで割りばしに固定して,サーフェイサーを吹きます。天気がいいですね。気もちいいです。ベランダ塗装組なので,ベランダに新聞紙を広げてそのうえでスプレーを使います。
サーフェイサーはタミヤのファインサーフェイサーL(ホワイト)を使っています。
1時間ほど乾燥させました。サーフェイサーに関しては少し長めに乾燥時間を取った方がよいかもしれません。
おぉ〜〜!綺麗です。プラスチックに塗った時には無い独特の質感!!!
あとはスーパークリヤーを吹きます。が,手持ちのクリアーが在庫僅少になっていることに気づきました。
電車で買い出しに行ってきます。
北陸において冬に晴れる日は希少です。晴れた日は思い切り塗装しましょう。塗装しつつも外に出ることを忘れてはいけません。スナップもしたいし…。
さて,スーパークリヤーを買ってきましたよ。ドバドバに吹いて,あとは乾燥。乾燥時間のほうが長いってやつですね。
そして,水性ホビーカラーでライト,バンパー,などを筆塗りします。マスキングなしのフリーハンドですけど,小さなミニカーなので意外と精密感が出ます。
早速完成しました笑
個人的に2代目コロナといえばこのカラーなんですよね〜。
このミニカーの発売当時は無かったであろうクリヤーレッド&オレンジの塗料でテールランプなどを塗っています。
ホイールも塗装を剥がして,タミヤの紙ヤスリNo.320で磨いてサビを除去。サーフェイサーを塗り,ホワイトリボンの部分はそのまま残してホイールキャップの部分だけシルバーで塗装しました。
ビフォー&アフター。美しく蘇りました。いいですね…。いつもはプラスチックモデルしか触ってないんですけど,ダイキャスト製ミニカーの再塗装という新たな沼にハマってしまいました。あと数台あるので美しく塗り替えてみせますよ。
今回はボロボロなモデルペットを再塗装してみました。
最後までお読みいただきありがとうございます。また会いましょ〜。もんぶらんでした。
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