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【環境問題】ゴミ問題について考える

こんばんは!まなてぃーです🧜‍♀️

今日は日本のゴミ問題について考えていきます。

1.日本のゴミ問題


まずは、ゴミの排出量がとにかく多いということ。
おもてなしの心による過剰包装や食品を包むプラスチックトレーは世界的に見てもとても多く、これらはすべてゴミとなってしまいます。

ゴミは、焼却、埋め立て、リサイクル等の方法によって処理されますが、
日本では焼却による処理が圧倒的に多く、焼却炉の保有率もダントツで世界一です。
焼却時に発生するダイオキシンが環境や生体に有害であると大きく取り上げられたこともあります。
現在は改善されつつありますが、事実として日本は沢山のゴミを燃やしています。
ダイオキシン以外の環境ホルモンも、性ホルモンの撹乱等、からだによくない作用があると言われています。

燃やされて体積が小さくなったゴミは、最終的に埋め立てられます。
埋め立て地はゴミの最終処分場と言えます。
国土の狭い日本では埋め立てにも限りがあり、海外の国に処理してもらっていたりもしました。
言い方を変えると、お金を払って日本のゴミを他国に押し付けていたということです…。

リサイクルにも燃やす過程があります。
日本のプラスチックはリサイクル率80%以上ですが、燃やして行っている為、国際的にはリサイクルとは言いません。
そして、リサイクルにも多くのエネルギーが使われていることを忘れてはなりません。
リサイクルには、エネルギーも人手もお金も要するのです。

また、震災大国日本では、災害ゴミの問題も無視できません。
東日本大震災で出た災害ゴミは、海を渡りカナダにまで漂着しました。

すべてのものは最終的に自然に還りますが、プラスチックは例外です。
マイクロプラスチックとなり、地球上から一生消えることはありません。
今、捨てられたり風に運ばれたりして川や海に集まったゴミが、大問題となっています。
海洋汚染や、海の生物の生態系をこわすことに繋がっているからです。

さらに、ポイ捨て(不法投棄)やゴミ屋敷等のマナーの問題もあります。
ゴミ問題ひとつを取ってみても、課題は山積みです。

2.対応


モノを大切に使ったり、リサイクルしたりすることも大切ですが、必要以上にモノを消費しないことが一番です。
モノを生産する側の企業も、ゴミを減らす為に様々取り組んでいます。

容器をスリム化したり、袋や箱を小さくしたり、そもそも外箱をなくしたり…。
食べられる食器として開発されたe-trayは、ハワイでも利用されています。

ゼロエミッションに取り組む企業も増えています。
ゼロエミッションは、自然界の生産→消費→分解の流れを真似ることで、ゴミを限りなくゼロにすることを目指す仕組みです。
これを目指す工場群はエコタウンと呼ばれ、日本各地に点在しています。

また、3R(=Reduce、Reuse、Recycle)に代表される啓発活動も盛んです。
3Rの他に、Repeat、Responsible、Rethink、Rental、Reform、Return、Rebuy、Rule、Respect…
独自のRをプラスし取り組んでいる組織がたくさんあります。
捨てられてしまうはずのモノに新たな価値を見出すアップサイクルも身近になってきました。

レジ袋がようやく有料化になったり法が整備されつつあることも、
私たち消費者のゴミ問題に対する意識を高めていると思います。

3.できること


ゴミ問題の課題は、衛生や環境を守りながら処理をすること、最終処分場を長持ちさせること、
そして、有限な資源の持続的利用を考え、地球温暖化を進行させないことです。

私たちができることと言えば、紙や布、木製のモノを使うこと、
メンテナンスしたりフリーマーケットに出して長く大切に使うこと等小さな取り組みがたくさん挙げられますが、
前述したように、必要以上にモノを消費しないことが一番です。

ゴミ問題を改めて考えてから、自宅のゴミ箱を覗いてみるとゾッとしました。ほとんどがプラゴミだったのです。
それ以来、モノを買う時に気になるようになりました。

商品を目の前にした時、それは本当に必要なものか立ち止まって考えてみること、食べ残しをなくすこと…。
賢い消費者になることが求められています。

自分の生活から出たゴミを見つめることは、賢い消費者になる為に効果的だと思います。今すぐ家のゴミ箱を覗いてみてください。

それと、私はゴミ箱を部屋に置くことをやめました。
我が家のゴミ箱は、キッチンにあるゴミ箱のみです。
わざわざ捨てに行くのが面倒なので、ゴミを出さないよう意識できます。景観も良くなるのでおすすめです。

そして、書くことを避けられないのが、日本人が誇るべき「MOTTAINAI」の精神を持つこと!
ノーベル平和賞を受賞したケニア人女性ワンガリ・マータイさんの提唱で世界に広まったことは、言うまでもないですね。
日本に古来からある「崇仏の心」がよくあらわれた言葉だと思います。

「ごちそうさま」「お疲れさま」「おかげさま」…
私たちが日常でよく使う言葉の中にも、相手への敬意や丁寧な気持ちをあらわす「ご・お」「さま」が使われています。
スポーツの後にボールやバットを磨くのも、「日本人らしい」とされる行動のようです。
万物に感謝する心。日本人として大切にしたいですね。

他にも、蜜蝋ラップづくりや金継ぎ、コンポスト等、
園の子どもたちと一緒に取り組みたいこともたくさんあります!
子どもからお年寄りまで、知恵を合わせてこの問題に向き合っていきたいものです。

皆さんはゴミを減らす為にどんなことをしていますか?
今この瞬間からの消費行動に、少しでも変化があることを願っています。

See you on Sunday. 👋

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