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自分のコアの発掘中(その1)〜私という傾向性〜

こんにちは。あきです。

ただいま、自分史を振り返りながら、自分のコアを発掘中です。

自分のこれまでの人生を振り返っての、してきたことや、志向から、自分とはどういう人だろうか?というコアをみています。

まだ途中ではありますが、一つ言えることは、

私は、何かの裏側の“しくみを知りたい”という欲求、探究心があるということ。

“しくみを知りたい”というのは、言いかえれば「構造的に理解したい」とも言えます。

もしよろしければ、私のこれまでの志向の振り返りにしばしお付き合いを。

大学では法学部だったのですが、専攻は国際法で、ゼミは政治学と法哲学でした。専攻を国際法にしたのは、日本の法学だけではなく、日本がお手本にしてきた西洋のイギリスやフランス、ドイツの法治国家の成り立ちや、思想、法の構想を知りたかったからでした。

思想家、立案者、の意図や時代背景の思想があって、法は構想され、国家は体を成してきました。法治国家の成り立ちや憲法の意味するところ、こういったことを世界横断的に時代横断的に見てみたかったし、知りたかった。

それを知ることは面白かったですね。構造的に見る、理解する。

あまり、細かい実務的な刑法や民法、行政法といった類のものは興味がわかなくて、憲法、国際法、国際比較法、法哲学、といった、思想系の内容にとても興味がありました。社会学や哲学の本も興味の赴くままに夢中で読んでいました。

そして、勉強を進めるうちに、これは法哲学を押さえないとな、と思い、2つ目のゼミとして法哲学のゼミに入門もしました。

1つ目のゼミは政治学だったのですが、そこでは、日本中をフィールドワークしていました。選挙の出口調査をしたり、行政の首長に取材にいったり、政治研究家の教授の講演会に鞄持ちで同行したり。

そのゼミではパネルディスカッションや持ち回りの個人発表があり、そこでずいぶんとマスメディアについてや情報収集の精査の仕方、議論の構築の仕方、エビデンスの取り方などを鍛えられました。

大学時代もやっていたのは、やはり“物事を構造的に捉えて理解する”、そのうえで自論を構築し伝える。ということを丁寧にやっていました。

そして、新卒で入ったネット広告のベンチャー企業では、“会社のしくみ”を知りたくて、ベンチャーの会社へ入社。営業、サービス運営、基幹システムの導入などに携わりました。

なかでも一番最後に上司のもとで一人でやった基幹システムの導入が一番たのしかったです。各部門に業務内容をヒアリングし、決済関連の部分を一元化する準備とシステム業者の選定に関わりました。

これも、社内業務を“構造的に捉え、改善提案する”という動きでした。

次に転職した先でも、はじめは最前線の現場にいましたが、あるプロジェクトをきっかけに、業務改善をするにしても、業務効率という視点だけで好き勝手には変更できないということに気づきました。

どうやら、業務改善には効率化だけではない押さえるべきポイントが裏側にあるようだ(そのポイントは、最前線の若い業務担当者にとっては、裏側という風に感じました。明文化されていない何か。)。

それは何なのだろう?と探っていました。

それを知るには、業務だけでもダメで、経理だけでもダメで、法務だけでもダメ、それらを横断的に見渡すものが必要というところにまで行き着きました。

そこで、私が選んだのが、内部監査でした。ちょうどアメリカのSOX法が日本の上場企業にも導入されJ −SOXが始まる時代でした。内部監査では社内横断的に会社を見ますし、J −SOXも対応します。

運よく、社内の内部監査のポストにも就き、そこからは、自分の思い通り、会社全体を見渡して、業務上、経理上、法務上、組織上の多視点から業務を見て、改善していくことをやっていけました。

日本の社会上、要求されるルールを知った上で、会社独自のルールをつくり、業務をリデザインし、運用までの実務面をカバーしていく。川上から川下までを一気通貫で見ていく。

それも、各部署各部署の折衝を含め、数年がかりで段階的に実現していくというものでした。

ここでも、会社の“しくみを理解し、解釈し、関係者へ伝える”、ということをしてきました。


自分用まとめ
・大学
 法律よりも法学が好きだった。
 法治国家の構造、思想、時代背景について興味あり。
 関連して、興味は社会学、哲学、法哲学へ広がる。
 政治学ゼミでは、社会課題を多角的に情報収集し、ディベート的なエビデンス収集と自論の構築について学ぶ。

・ネット広告ベンチャー企業
 小さい会社の運営を知る。
 ネット広告の構造が分かる。
 全社への基幹システム導入案件で、業務を構造的に見る視点をもつ。

・人材系アウトソーシング企業
 上場企業必達のJ-SOXの導入に携わる。
 法務、経理、業務、現場の業務運用に携わる。
 社長をはじめ、監査役、役員、ボードメンバー、管理職の定例会議への参加から、人事面も含めた有機的な会社運営を川上から川下まで一気通貫で見渡す。
 社会的要求事項と現場の運用の間での折衝、調整を行ない、しくみを知ったうえで、実際に運用するところまで、伝えて見て、完了させていく実地経験を積む。

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