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これからの介護

私の母は神経痛持ちでした。ある日神経痛が
起き姉が内科に連れて行くも何も処置して
もらえず家に帰宅しました。

その夜の事でした。杖をついた母は自分の靴下
が邪魔だと杖で払いのけようとして転倒しました。

私は自分の部屋で休んでいたので気づかず朝
起きて行くと父が必死で母を起こそうとしていました。

私は無理に起こしたらダメだよと父を止めましたが、父もなんとかしたい気持ちでいっぱいだったんだと思います。

すぐ救急車をよび入院になりましたが、大腿骨頚部骨折で自分の骨が元になる事はないと、人口骨董になりました。

大腿骨頚部骨折になると寝たきりになる方が多い
ですが、母は杖や歩行器で一生懸命歩いていました。
雨の日に転んで近所の人に連れてきてもらったり
時には、炊飯器の上に転倒し大火傷をしたり...

1番大変だっのがお風呂から出れなくなり2時間私が1人で出そうとしたが出す事が出来ず、姉夫婦によんでやっと出した時は4時間くらいかかりましたかね。

そんな母もある時期から急に筋力が衰え寝たきりになり私が1人で介護するようになりました。
私も足は悪いながらもまだゴルフもできたり
全く苦にならず介護をしていました。

ただ寝たきりになるといろんなリスクがでてきます。
廃用症候群といって同じ姿勢で寝ていたりすると
褥瘡であったり関節の拘縮などの症状が出たりします。

あと母が尿路感染や脱水などで入院したことが何度もありましたが、いつも食欲だけは落ちず医師
からも完食するのだけは褒められていました。

ある日、ディサービスの医師から便に血が混ざっているから大きい病院で検査するように言われました。

すぐに検査すると大腸癌がみつかり上行結腸を摘出しました。
悪性ではありましたが、早期発見できたので
それだけは救いでした。

医師からは便秘だけは気をつけるように言われ
ミヤBM錠は飲み続けていました。

親戚の母の兄弟に話すと、そんな時に
「もう歳なんだから覚悟しておけ」と言われた言葉は今でも忘れられません。
それから私は親戚から距離を置くようになりました。それからは人に頼る事はしなくなりました。

ただ姉夫婦だけはいつも気にかけていてくれた事はありがたかったです。

介護をすると何が大変なのかわかりますか?
私が心配性だからなのかもしれませんが、
仕事場でも心配で仕事が終わるとまっすぐ家に帰り、土日はほとんど自分だけで介護。

大変だろうとたまにショートステイにだしても
心配で休まらない。
それでも父が脳死でなくなって自分が何も出来なかった事が悔しくて、母は看取るまで絶対根を上げない覚悟は固めました。

私が思うに、介護者のメンタルは計り知れない
ストレスに苛まれてるんだろうと思います。

認知症の方だけは、私も施設に入れるのが良いと思います。私の姉が嫁いだ先のお父さんもアルツハイマーで甥っ子がだれかわからなくなったり、車で人の家に突っ込んだりと大変な思いをしたと聞きました。

ただ施設も結構なお金がかかり利用できなりい人が多いのも事実。

国民年金だけで高齢者が生活するのは厳しく施設に入るために、世帯分離して生活保護を受給する方も多いです。

以前は生活保護は恥ずかしくてなんて言ってた時代もありましたが、生きる術なら生活保護も仕方ない時代なのかもしれませんね。

私の母も、姉が私を心配して老人ホームに預けた事があります。
6月くらいでしたかね。
ただ私が会いに行くと笑顔が無くなり別人のような母がぃました。

家が良いという母を放っておけず、在宅介護にもどしました。

私も歳を重ねだんだん体力も落ちて疲れが
とれなくなりはじめました。
そんななか少しでも福祉サービスを利用できたら
と自分で調べたり姉にも調べてもらっていたら
まだ知らないサービスがたくさんありました。

それまでは疑問に思わなかった事が段々とわかるようになり、包括支援の方に頼みケアマネさんを
変えてもらう事にしました。

看護協会のケアマネさんを紹介していただいたのですが、私にはこの事が私の生活を全く変える事になるなんて思ってもいませんでした。

在宅介護に必要なサービスや補助金などをいろんな形で利用できるように新しいケアマネさんは
手配してくれました。

ヘルパーさん、訪問リハビリ、訪問看護、往診、
ディサービス。

オムツの無料や理容の無料など使えるものは
ほとんど使えるようになりました。

家族介護慰労金もケアマネさんが申請してくださっていただく事が出来ました。

これから在宅介護をされる方は、ケアマネさんを選ぶのも凄く重要な事は知っておくべきです。


これから法改正などで在宅介護は難しくなる
かもしれません。
でももしあなたが当事者で施設に行ってと言われた時どう思いますか?
どんなボロい家でも自分の家が落ち着くんですよ。

私はそんな母の気持ちを大切にしたいと思うので
在宅介護に拘り続けていこうと思います。

いろんな課題がどんどんでてくると思いますが、
同じ在宅介護されている方、どうか自分の心にも
向き合ってください。
私も自分を労わりながら在宅介護にとりくんでいきます。


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