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#ゴジラ-1.0【映画】

4年に一度のオリンピックのようにニッポンの恒例行事と化している『ゴジラ』シリーズ話題の最新作。

『ゴジラ-1.0』ポスター

世界でも日本映画としては記録的な興収を更新中、さらに日本アカデミー賞で最多8冠受賞ということで、さすがに観に行かねば!と思い、せっかくなのでDolby Atmosで鑑賞。

前情報としては【戦争が舞台である】他、色々な口コミも挟みながらでしたが、そもそも「-1.0」とはどういう意味?

その辺りも観たものの視点として語りたいと思います!

▪︎あらすじ

戦後、無になった日本へ追い打ちをかけるように現れたゴジラがこの国を 負 に叩き落す。 史上最も絶望的な状況での襲来に、誰が?そしてどうやって?日本は立ち向かうのか―。

Filmarksより

まずあらすじで以下は早々に解決。

そもそも「-1.0」とはどういう意味?

なるほど。戦争で無になった日本にゴジラが現れた壊滅的な状況をマイナス=負としているのか。

街の爆破シーンはかなり強烈………

戦争が舞台ということでかなり辛い描写も多そうですが、本作における残酷な描写はゴジラによる破壊シーンであり、たまに実際の戦争時の映像らしきものが流れます。

▪︎伝え続けられる限り“戦争”は続く

本作はもちろん、ゴジラが現れ絶望的な事態からの脱却を試みる日本人たちの奮闘と、ゴジラの恐ろしさだけでシンプルに面白いのですが、日本の“戦争”を題材にしていることに大変意義を感じました。

あれが……ゴジラ………………!?

特攻隊員として命運が尽きたはずも、“死”を恐れるがゆえ戦場から逃げるように帰還した主人公・敷島(神木隆之介)。

そこで罵倒されながら言われる一言。

「恥を知れ!!!!!」

そして敷島が共に水雷除去の任務を担うことになる戦争未経験の若者・水島(山田裕貴)の一言。

「俺だって戦場では絶対に活躍できたのに……戦争がもっと長く続けばなぁ」

「嘘でしょ?」と思いますが、“お国のために自らの命を捧げる”それが正義として振りかざされていた時代がこの日本に存在したことを思うと、これはノンフィクション。

そしてクライマックスのゴジラとの闘いの末に下した敷島の決断──。

国の名誉や行く末、そして平和。それ以上に大切なものが何かを示してくれる素敵なラストでした。

“戦争が2度と起こってはならない”というメッセージを発信し続けること。
戦争映画が何年経っても必要とされる根幹はずっとここなのだと本作を観て改めて感じ、この映画が世界中の多くの人に届いていると思うと、なんだか胸がいっぱいです。

▪︎推しメン選手権、映えある第1位は…?

真面目な感想から一転。

いち早く作品を観た友人が「佐々木蔵之介がただただカッコいい!」と叫んでいたのですが、なるほどたしかに「この作品の男たち、かなりイケてるぞ!!」と納得でして、鑑賞中から脳内推しメン選手権が繰り広げられておりました。

ここで(私の)推薦による候補者紹介を。

信念も愛もまっすぐ!堅実ピュアな敷島(神木隆之介)
頼もしすぎるイケおじアニキ・秋津(佐々木蔵之介)
心優しいクレバーな物知り博士・野田(吉岡秀隆)
体育会系熱血パワフル男児・水島(山田裕貴)
最初から最後まで漢気な橘(青木崇高)

などなど、非常にチームとしてもバランス良い布陣、それぞれのアツい生き様にも心くすぶられまくり

どのキャラも魅力的ですが、最後の最後に、あれだけ主人公を追いつめていたはずの橘が、見事な逆転萌えをかましてくるので、私の1位は橘で即決でした(完敗)

「たちばなぁぁぁぁぁぁ!!!お前、カッコ良いよ………涙」

みなさんの推しメンは誰でしたか?

▪︎やっぱ強ぇ…“GODZILLA”

相変わらずしぶといgodzilla

「この怪物はどうやっても倒せないんだった、そういえば。」『シン・ゴジラ』で味わった絶望を鮮明に思い出すほどに、相変わらず強すぎる不死身なゴジラ。

本作でも前作同様、絶対に倒せない敵と絶望に立ち向かう人間たちの姿に目頭が熱くなります!!

ただ、あれだけ何やっても死なないのに、あの奇怪な作戦に全運を賭けた野田学者もまぁまぁ奇天烈……



公開後かなり経ちますが、アカデミー受賞ニュースを受け少しは上映回数も増えるはず。

劇場で観るなら今がチャンスなのではないでしょうか!

▼『ゴジラ-1.0』公式サイト

#ゴジラ -1.0 #映画 #シン・ゴジラ #神木隆之介

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