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【週末のバロック】ヴィヴァルディの『歓び』
【今日のバロック】
九條です。
週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみいただければ嬉しく思います。^_^
今日ご紹介する曲は、先週ご紹介しましたヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲『海の嵐』に続く協奏曲で『歓び』をご紹介したいと思います。
この『歓び』も『海の嵐』と同様にヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲第8集『和声と創意への試み』(1725年頃までに出版/全12曲)の中に収められている1曲です。
このヴァイオリン協奏曲第8集うちの最初の4曲(協奏曲第1番〜第4番)は『四季』として知られている『春』『夏』『秋』『冬』で、5曲目(協奏曲第5番)が先週ご紹介した『海の嵐』でした。
そして今日ご紹介するのは6曲目(協奏曲第6番)の『歓び』です。7曲目以降はタイトルがついていません。
【作曲者】
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678〜1741年/イタリア)
【収録アルバム】
ヴァイオリン協奏曲 第8集『和声と創意への試み』(1725年頃までに出版)より
【お聴きいただく曲】
協奏曲第6番『歓び』ハ長調 RV180(8分24秒)
【ポイント】
この『歓び』は、ヴィヴァルディが有名な『四季』と一緒に発表した作品です。
曲は「急―緩―急」の3楽章で構成されています。ヴァイオリンの明るく穏やかな合奏部分が歓びの気持ちを現し、ヴァイオリンのソロのメロディが、まるでその歓びに小躍りしているような印象を受ける曲です。
ヴィヴァルディらしい、明るく穏やかな透明感のある曲で、私が好きな曲のひとつです。^_^
アントニオ・ヴィヴァルディ作
ヴァイオリン協奏曲集 第8集『和声と創意への試み』より協奏曲第6番『歓び』ハ長調 RV180(8分24秒)
それでは皆さま、佳き週末の夜、そして明日は素敵な日曜日をお過ごしください。^_^
※この『週末バロック』のシリーズは毎週土曜日の夕方か夜に投稿する予定です。
©2023 九條正博(Masahiro Kujoh)
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