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【週末のバロック】J.S.バッハの『ブランデンブルク協奏曲』
【今日のバロック】
九條です。
週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみ頂ければ嬉しく思います。^_^
今日ご紹介する曲はバッハのとても有名な『ブランデンブルク協奏曲』のなかから、よく知られている協奏曲第5番のうちの一番最初の短い曲(第一楽章)をご紹介致します。
バッハの音楽は、どの曲も精密機械のようなカチッとした構成が特徴だと思います。バッハは後の古典派音楽からロマン派音楽へと続く、いわゆる「クラシック音楽」をはじめ現代音楽までにも通じる基本的な音楽理論を完成させた、まさに「音楽の父」といえる巨匠だと思います。
ただ、私(九條)の個人的な感想を申せば、ヴィヴァルディやヘンデルの音楽と較べるとバッハの音楽は細部にまでこだわりがあって、真面目で硬い感じの印象を抱いています(あくまでも九條の個人的な感想です)。^^;
【作曲者】
ヨハン・セバスティアン・バッハ(1685〜1750年/ドイツ)
【収録アルバム】
『ブランデンブルク協奏曲』 (1719年頃作曲)より
【お聴きいただく曲】
協奏曲第5番 ニ長調 第一楽章「アレグロ」 BWV1050(9分34秒)
【ポイント】
この曲は、1719年頃にバッハがドイツのブランデンブルク辺境伯に献呈した6曲の合奏協奏曲集なので『ブランデンブルク協奏曲』という名がついています。
バッハは当時、オルガンやチェンバロなどの鍵盤楽器奏者としても名を馳せていた人で、作曲においても鍵盤楽器向けの曲を得意としていました。この曲でも後半部分はチェンバロの繊細で美しい音色を存分に楽しむことができると思います。
計算され尽くした複数の旋律が縦横に絡み合う、バッハらしいカッチリとした仕上がりの曲だと思います。^_^
ヨハン・セバスティアン・バッハ作
合奏協奏曲『ブランデンブルク協奏曲』BWV1050より協奏曲第5番 ニ長調 第一楽章「アレグロ」(9分34秒)
それでは皆さま、佳き週末の夜、そして明日は素敵な日曜日をお過ごしください。^_^
※この『週末バロック』のシリーズは毎週土曜日の夕方か夜に投稿する予定です。
©2023 九條正博(Masahiro Kujoh)
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