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【週末のバロック】珍しいヴィヴァルディの『マンドリン協奏曲』

【今日のバロック】

九條です。

週末の夜のひとときを、優雅なバロック音楽でお楽しみ頂ければ嬉しく思います。^_^

今日ご紹介する曲は、ヴィヴァルディが作曲したマンドリンのための協奏曲です。

多くのクラシックの作曲家が色々な楽器のために曲を書いていますが、マンドリンのための曲は珍しいと思います。この曲も私が好きな曲です。

※3週連続でヴィヴァルディの曲となりましたので、来週は他の作曲家の音楽を選びたいと思います。^^;


【作曲者】
アントニオ・ヴィヴァルディ(1678〜1741年/イタリア)

【お聴きいただく曲】
2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調 RV532(12分41秒)

【ポイント】
この曲は3楽章構成(急―緩―急)の曲で、マンドリンの音色が美しく、全体的にとても明るく穏やかな雰囲気の曲です。ヴィヴァルディの音楽は(この曲に限らず)小編成の楽器で極めて精密・丁寧に音を刻んで行きます。他の作曲家にはあまり見られないこのようなヴィヴァルディの音楽の特徴をもお楽しみください。


アントニオ・ヴィヴァルディ作
2つのマンドリンのための協奏曲 ト長調 RV532(12分41秒)


それでは皆さま、佳き週末の夜、そして明日は素敵な日曜日をお過ごしください。^_^

※この『週末バロック』のシリーズは毎週土曜日の夕方か夜に投稿する予定です。

©2023 九條正博(Masahiro Kujoh)
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